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Top合格体験記2006年度版 > スライムさんの公認会計士試験-後編

スライムさんの公認会計士試験-後編

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2-(3) 受験3回目を迎えるまで

(2005年11月~2006年8月)

 11月7日の結果発表で番号が無かったときは強いショックと2ヶ月間まるまる勉強してこなかった後悔の思い、更には翌年から新たに試験科目に追加される租税法対策への漠然として不安感が一気に襲ってきて、12月末まで勉強をある程度こなしつつも悶々とした生活を送っておりました。
 ただサークルの友人やゼミの先生、合格していった先輩方の励ましを頂き、次第に悶々とした気分を一掃することが出来ました。この時ほど持つべきものは友・恩師だなと感じたことはありません。

 本格始動した2006年1月からはまず租税法対策をはじめました。
 急いで授業を全て聞き、答練を解きました。租税法は法人税法+所得税法+消費税法といった3法から構成されており、計算部分・理論部分ともに非常にボリュームが多く、さらに2006年に初めて導入される科目ということもあり、非常に対策に苦心しました。ただそれは周りの受験生にとっても同条件であり答練における平均点もかなり低いということもあり、その点はあまり深入りする必要も無く、重要ランクだけに絞って学習しました。具体的には偏差値55~60をキープすることに心がけました。周りの受験生も学習が追いつかないのもあり、特に労せずして当該偏差値をキープすることができました。

 また他科目に関しても、簿記・管理会計についてはこれ以上成績が劇的に伸びることはないと思ったので、2,3日に一度のペースで計算問題を1問とくという程度に抑えました。また管理会計の理論問題対策は理論重視が各予備校でうたわれていたので、厚めに行い、大原上級計算テキストを2回転しました。

 また他科目についても昨年の勉強方法にある程度自信を持っていたので、財表・監査・企業法・経営学(選択科目としては経営学を選択しました)については昨年と同じカリキュラムをこなしていました(上記の受験2回目時の勉強方法を参照してください)。

 ただ苦手科目である財表・監査は正確な論述が出来るように、語句の意味・会計処理や制度の理由を頭に叩き込み、またその場対応型の問題にも対応できるように、答練では見たことの無い論点が出題されてもあたふたしないように、守りの答案が書けるように学習していました。

 受験3回目を迎えるにあたり、偏差値としては簿記と管理会計が55~65、財表・監査が52~56くらい、企業法が55~65、租税法が55~60、経営学が60~70をとれるようになっていました。やはり同じ勉強方法とはいえもう1年同じカリキュラムをこなしていれば自然と精度の高い答案を書けるようになるのだなと思いました。

 そして大学卒論を無事提出し、めでたく大学を卒業し、その後例年と同じような短答対策(受験3回目時も4月中旬から対策を行いました)を行い、2006年5月に自身3回目の短答式本試験を迎えました。


(短答対策のコツ)
 短答式には既に自信を持っていたのもあり、余裕を持って合格ラインを確保することができました。これから短答式本試験を迎える受験生の方に参考になるように簡単な短答対策を申し上げますと、簿記については2006年度短答式本試験では25,26問分が出題されましたが、来年も同じような傾向が続くだろうと思われるので、とにかくヤマを張らず、必ず分野について網羅的に短答式問題を解いてください
 帳簿組織や伝票会計だからといって軽視するべきではないでしょう。それは管理会計の計算部分についても同じです。
 一方で管理会計の理論対策は原価計算基準の読み込みは当然行うべきですが、さらに財務分析(各指標の式・意味をおさえる)等も継続して勉強すべきでしょう。今年あまり出なかったからといって来年出題されないという保証はありません。また財表は実務指針から多く出題されましたが、実務指針を読み込むのは効果的・効率的な勉強の妨げにもなりかねず、お勧めできません。会計基準の読み込みをまず行い、実務指針部分については予備校の答練・模試で出題された論点に絞って勉強する程度に抑えることをお勧めします。

 また、監査について今年度は内閣府令等の細かい基準からの出題がありました。保証業務云々に関する意見書や内部統制評価云々に関する基準案等の規定集も短答本試験前までには1,2回転読み込みを行っておくことをお勧めします。一方で委員会報告書については従来通り、テキストや答練で扱った論点だけに絞った学習を行うことをお勧めします。最後に企業法について今年は非常に簡単な問題が出題されました。来年以降もこの傾向が続くとは断言できませんが、逆に難関な問題が多く出題されることも考えにくいでしょう。

 そのため条文の読み込みをするのではなく、従来通り短答問題集や短答答練・模試を通じて出来る限り多くの肢に触れることが重要でしょう。その程度で十分だと思います。

 そしてその後の論文本試験までの対策も受験2回目時と同様のカリキュラムをこなしました。各予備校の模試でも十分満足な答案を書くことができ、自分が立てたカリキュラムが間違ってなかったことをそこで確信しました。そして2006年8月に自身3回目の論文式本試験を迎えました。3日間を通して特にミスや勘違いをした箇所も無く全科目ほぼ無難にこなせたという感触が残りました。そしてその3ヵ月後の11月20日の結果発表で自分の番号があったときは喜びと安心感でいっぱいになりました・・・。

3.公認会計士試験合格に絶対必要な2つのこと

受験を3回経験した私が会計士試験突破について絶対必要だと思ったことは、

 

(1)この試験についていかに真剣さ・本気さを自分自身が持っているのかということと
(2)辛いときや奈落のそこに叩き落されたときに這い上がれることができるハートの強さ

の2つだと思っています

 この2つがあれば受験生の適性・能力の高低に関わらず誰であってもかなり高い確率で試験を突破することが出来ると思います。 確かに出題された問題によっては自分にとって有利であったり不利であったりすることもあるでしょうが、受験2,3回続けて自分にとって不利だなあと感じることはまずないでしょうしあまり有利不利だからといって楽観的にも悲観的にもなりすぎるべきではないと思うのです。

 私自身も受験1回目時は(1)の要素がかけていたため、その年の本試験は本当に叩きのめされました。また受験2回目に失敗したときも(2)の要素の点で這い上がれないのではないかといった不安感でいっぱいでしたが、なんとか周りの方々の支えもあり這い上がれることが出来ました。
 精神論みたいな話になってしまいましたが、私が受験生活を送ってきてこの2つの要素ほど重要だと感じたことはありませんでした。受験生の皆さんもぜひこの2つの要素について思い返してみてください。ただ漫然と受験生活を送っているなと感じたときは(1)を、つらくてしょうがないときは(2)をです。みなさんが逆境を乗り越えて受験を無事突破なさることを心から望んでおります。

頑張ってください!!

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このページは、spokが2007年9月15日 23:43に書いたブログ記事です。

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