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09/09 00:51
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チロたんの不合格勉強法-前編
氏名:チロたん(20代後半)
予備校:クレアール
受験回数:3回
このたびスポックさんより合格体験記を書かせてもらうことになった、チロたんと申します。
ぼくは三度目のチャレンジで、ようやく公認会計士試験に合格することができました。
一度目は短答で×。二度目も短答で×。そして今回は一括合格いたしました。短期合格のコツはお教えすることはできませんが、これだけはやってはいけない勉強法、題して『不合格勉強法』を書いていこうと思います。
まず、不合格だった過去の受験時を振り返ってみると、失敗の原因は二つあります。
- 一つは計算力不足。
- もう一つは粗い暗記です。
ということは、ぼくの不合格の原因を調べてみれば、ぼくが合格するために必要な事は、【計算力の強化】と【精密な暗記】だ、ということが分かったわけです。
【計算力の強化】のコツ
計算力の重要性についてはいうまでもありません。今年は租税法が加わったことから、計算科目は、簿記と管理会計と租税法という三つになりました。
新試験になって、計算よりも理論が重視される、と言われていましたが、今回の短答・論文試験を見る限りでは、やはり計算の比重は大きかったと思います。特に簿記に関しては、短答・論文ともに計算力が合否を分けたのではないでしょうか。管理会計(かつての原価計算)も、論文試験ではかなりの計算量が必要であり、また、結局租税法も計算力で勝負が付いたと思われます。
ぼく自身、あまり計算力が無かった方なので、計算が苦手で苦手で苦手でどうしようもない人の気持ちがよーく分かります。できる方は、ここからはすっ飛ばして構いません。できない人へのアドバイスです。
結論から書けば、計算問題(簿・管・租)は、おそるるに足らず!です。
なぜなら結局、個別問題の集積が、総合問題に過ぎないからです。
個別論点は、テキストレベルの問題を完璧にこなし、論点の穴をなくせば、後は何度も何度も解けば自然と身に付きます。そして、総合問題の中で解ける問題から解いていけば、自然と合格点に達します。ほら、そう考えたらちょっと気が楽になったのではないですか?
え?なってない??
ではもう一つ、
当たり前の事ですが、満点をとる必要はありません!
解けるものから解いていけば良いのです。
上から解く必要も下から解く必要もなく、真ん中から解いても良いのです。できない箇所があれば、復習段階でその都度フォローすればよいだけです。
もし、総合問題が苦手な人がいるならば、それは、個別論点に習熟していないだけです。
あいまいな理解のままだからです。試験では、えっと・・・・これどう解くんだったっけ?という迷いは論外です。
迷う問題は捨てる、とにかくそれに尽きます。
そして答練で解けない問題があったのなら、テキストに戻り、該当箇所を解く。そして復習の際にできなかった問題はチェックをしておき、何度も解く。忘れた頃に解く。五回も解けば、自然に解けるようになります。(まるで入門コースの講師が言うようなセリフですね)
計算問題ができない、ということは、問題量に圧倒されて、理解の薄い点を突かれてあたふたしている内にドンドン時間だけが過ぎていく、ということに原因があるのだと思います(現に自分はそうだった)。ですので、総合問題でつまずかないために、まず、テキストレベルでの個別論点問題を完璧に解けるようにしておく必要があります。
そして総合問題の中から自分ができる論点を探し(できない所は無視)、できた所から解答用紙を埋めていけば良いだけです。あとは、復習の段階で、できなかった所だけをピックアップし、苦手な論点が無くなるまで、繰り返し解けば良いのです。そうすれば、自然とスピードも上がります。
もう少し具体的に、簿記の総合問題(他の計算問題も同じですが)を例にとって、解法のコツをお教えします。
- まず、問題全体を見渡します(1分)。
- これでざっと出題傾向や問題の枚数などをチェックします。
- 次に、解答用紙をチェック(1分)します。たとえば財務諸表作成なのか、後T/B作成なのかなどを見ておきます。解答形式をチェックすることにより、おおよその手順も分かるようになります。
- そして、小項目の中で解ける論点を探します(ざーっと)。簿記の問題は大概、小項目毎に見出しが付いている(例:商品・固定資産・有価証券・デリバティブなど)ので、その見出しを見て、自分の得意な論点を探します。
ここで大切な事は、普段から、『何の項目が、どういう費目と関連するのか?』という点に着目して学習を行うことです。
例えば、「有価証券」という項目なら、損益項目→「有価証券運用損益・有価証券利息」・B/S項目→「有価証券・投資有価証券・投資有価証券評価差額金・繰延税金資産負債」という費目に影響するな・・・というようなトレーニングをしておくことです。
そうすれば、解答用紙のどの部分の何に数値を書き込めば良いのか、ということを、本番で迷わなくなります。
一つの項目が終われば、次の項目、それが終わればまた次の項目・・・といった風に埋めていけば、自然と解答用紙は埋まっていくはずです。大切な事は、一つの項目にとらわれすぎてはいけないという事です。それをやってしまうと、時間切れという最悪の展開になってしまいます。従って、分からなければさっさと次の項目に行きましょう。
このような手法は、ごく当たり前の事ですが、なかなかできないと思います。
簿記のみならず、どの科目も同じ要領なので、テンポ良く解くコツを身につけて下さい。しつこいようですが、そのためにもまず、テキストレベルでの個別論点の問題は完璧に理解し、繰り返し解いて下さい。
そして論点の穴をできるだけ作らないようにしてください。そうすれば総合問題で解ける箇所は、必ず増えていきます。それでもできなかった問題は、テキストに戻って、何度も解き直す。それによって一つ一つの論点に習熟し、スピードも上がっていきますよ。地道できつい作業ですが、この山を越えたところに、ゴールはあります。
(後編に続く)
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