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Top合格体験記2007年度版 > 短答特化のパラドックスを乗り越えた! kimさん

短答特化のパラドックスを乗り越えた! kimさん

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 幸いにも僕の周りの仲がよかった入門生の多くは、一発で合格していきました。
 そこで、まず合格者に共通している特徴を書こうと思います。

はじめに

はじめまして、kimと申します。

今年の受験者大幅増に助けられ、なんとか合格できました。

僕の体験記が、受験生の方に少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです

  • 受験回数     1回
  • 受験開始年齢   19歳
  • 合格時年齢    21歳
  • 通っていた予備校 大原1,5年ロング(上級答練はない)

僕はかなり体験記マニアで、僕が体験記の中で一番興味があったのは、

  1. 合格者の特徴
  2. 合格者の時期別の答練成績
  3. 合格者の勉強法

でしたので、そこをなるべく書くようにしました。

一発合格者の特徴

 幸いにも僕の周りの仲がよかった入門生の多くは、一発で合格していきました。
 そこで、まず合格者に共通している特徴を書こうと思います。

(1) 答練で上位であること。

 僕は、少なくとも答錬の点数のほとんどが平均かそれよりも下の人で短答に合格できた人は一人も知りません。
10%~30%に入っている人がほとんどです(短答前と後では変わってきます)。

(2) 入門答練でみな名前を載せたことがある人であること。

 大原の入門答練には上位10%の人の名前が載せられていました。

入門答練に名前を載せた人の論文の合格率はかなり高く、逆に、入門答練に名前を載せたことのない人は、そのほとんどが短答不合格でした。

(3) 過年度の答練をやっていること

 これはあまり強調されていないような気がしますが、一発合格者のほとんどが過年度の答練を入手しています。カリキュラムどおりにこなして通った人も知っていますが、よほど自分の頭に自信がない限りは過年度の答練をやるほうが無難です。

(4)計算が苦手でないこと。

計算が不得意のまま合格することはまずないです。特に簿記を早い段階で仕上げておくことは、年明けの最も苦しい時期(2、3月)を乗り切るために、必要なことだと思います。

(5) 短答特化の時期が五月以降
 僕の周りの優秀な入門生は基本的に短答の勉強に特化することなく、短答答練の成績はかなり良かったです。これに関しては後で詳しく書こうと思います。

 ただし注意していただきたいのは、例外は間違いなく存在するということです。さらに(2)は上級生になってから本気になった人にはあまり関係ないです。

そして、現時点で、答練の成績が悪いことを極端に悲観する必要もないと思います。

「現状のままだと落ちる可能性が高い」ということだけです。

時期別の勉強と答練成績

入門前期(05年12月~06年5月)

 僕はこの時期の始めは、あまりの授業の少なさに正直拍子抜けしてしまいました(簿記と管理のみでしたので)。

 そして、講師の方に相談した結果、授業で習った範囲の問題集をこなすことにしました。しかし、僕がこの時期の合格体験記で読んだ人の中には付属の問題集を「5、6回転」もやったと書いてあったのですが、僕は付属の問題集を2回転したくらいでした。正直つまらなかったからです。

 ただ、入門答練が始まって、その難しさに発破をかけられました。(一番初めの簿記の入門答練は平均を割りました)。そこから、入門答練の前には、その範囲をしっかりマスターするようにしました。そして、この時期くらいから、総合問題も、ある程度の範囲の学習を終えてできるようになります。総合問題を解くと達成感が得られるとともに、個別問題のどの範囲が重要かわかるようになります(例えば、有価証券と固定資産はほぼ毎回出題される)。

簿記、管理会計ともに、付属問題集巻末の総合問題を平均して4、5回転はしました。そのおかげで、管理会計の入門答練で上位10%に入ることが出来ました。すごくうれしかったのを覚えています。そして、答練で上位になったことを皮切りに、入門生で優秀な方と知り合いになることが出来ました。

入門後期(06年6月~06年12月)

 この時期から、授業が毎日のようにあります。しかし、僕は理論の復習は全くすることはなかったです。授業のはじめのミニテストの時間も寝ていることが多かったです。この時期も引き続きほとんどの時間を計算につぎ込みました。

 チューターの方と話すようになって、「本格的にステップや計算答練がはじまると入門生は全く点が取れなくなる」と言われました。そこで、入門生で知り合いの方と一緒に過年度の答練を解くことに決めました(7月の中盤あたりだったと思います。)

ただ、僕は初見でとくのはハードルが高いと考え、一度自分で解いてから、解きあうようにしました(簿記と管理)。これで、最低二回転はやったことになります。

 僕は、管理会計は比較的得意だったのですが、簿記が苦手でした。そのため、基礎Ⅱ問題集の巻末問題を、満点が取れるまで勉強しました。僕はこれを「満点勉強法」と呼んでいるのですが、効果は絶大でした。

正直、基礎ステップや計算答練を八割程度の得点で5回解くより、一回でも満点が取れるように勉強したほうがはるかに力はつきます。

 満点勉強法のおかげで年内に行われた簿記と管理の答練では、上位30%を割ったのは2、3回しかありません。
大体上位10%以内が3割、上位10%超~30%以内が6割、上位30%超が1割という感じでした。

そして、さらに11月と12月は、過年度の短答答練をやることにしました。それは講師に「短答の計算はステップの比じゃないくらい難しい、短答ができれば総合問題は楽に感じる」といわれたからです。短答答練でもほとんど簿記をやっていました。

 租税は、短答受験があることもあり、あまりやる気が出ませんでした。でも、基礎期の答練は平均強くらい取れていました。

この時期僕は、答練ではいい点を取っていたのですが、なぜか嫌な予感がしました。それは「こんなに計算は楽だったのか?過年度合格者が口をそろえて苦労したと言っていたのは、体験記をドラマチックにするための脚色だったのか?」ということです。

そして、年が明けてから、自らも苦労体験を味わうことになりました。

応用期(07年1月~4月半ば)

 僕は、年内はほとんど理論の勉強はしてこなかったのでさすがに焦ってきました。
 そのため、1、2、3月はほぼ理論につぎ込みました。しかし、理論の答練が始まると平均弱しか取れませんでした。その結果、理論に集中するあまり計算を自習でほとんどやらなくなると、応用期で計算が難しくなったことも加わり、順位はどんどん落ちていきました。そして、計算でも平均を下回るようになりました。簿記は上位65%、管理は上位70%ほどまで落ちました。

 租税なんかは悲惨な成績で、上位95%を取ったこともあります。租税は、あまりに出来なすぎて何回か答練をサボりました。

この時期は本当にしんどかったです。発狂しそうになるほどです。やめていく人の気持ちがよーくわかりました。

 この時期は精神的に本当に苦しかったですが、何とか乗り切ってこられたのは短答答練の成績がまずまずよかったからです。ほとんど上位3%~20%には入っていたと思います。本当に過年度の短答答練をやっておいてよかったと思いました。

4月に入るころ、ようやく理論の成績が伸び始め、上位20%~30%には入れるようになりました。そして、自習でも計算に時間が割けられるようになりました。結果、応用期の後半はなんとか上位30%入れるようになりました。

短答直前期(4月半ば~短答本番)

 4月の半ばには、短答五科目である簿記、財表、管理、企業、監査は答練で上位30パーセントには入れるようになっていました。

 そこで、一大決心をし、勉強のほぼすべてを超苦手科目にまで成長した租税法につぎ込むことにしました。
短答が近づいているにもかかわらず租税ばかりやっている僕を見て、周りの人には「短答なめんなっ!!!」と言われていました。

 五月の十日あたりまでは租税特化する予定だったのですが、公開模試で管理会計が20問中8問しか取れず、全体の成績もかなり悪かったため(上位35%くらい、短答では過年度の免除者が受けていないためかなりマズイ成績)、五月に入るころには短答に特化し始めました。

詳しい勉強法はあとでまとめて述べたいと思います。

僕が短答直前期に毎日のように思ったことは「ダメだ!もう間に合わねえっ!」でした。

論文直前期(短答後~論文本番)

 短答の採点をして、合格は確信できたのですが、六月中は発表まで完全に燃え尽き症候群に陥り、勉強はほとんど手がつきませんでした。自分の中で短答合格にかなり満足していた気がします。

しかし、短答のボーダーが65点までさがり、短答プレミアムがなくなってしまったことで、「論文に受かるしかない」と考えるようになりました。

 短答明け答練の成績はガクッと落ちました。まあ、短答をパスできなかった人が受けないのでこうなることは予想していましたが。

 理論はほとんど平均点。租税は短答前にがんばりましたが、平均点にも届かないレベルでした。

 ただ、簿記は短答前に短答答練をみっちりやった結果、さらに成績が上がりました。上位5~10%には連続して入っていました。管理は直対期の問題が簡単だったため、上位10%~20%といったところでした。

 今まで触れていませんでしたが、経営は三月くらいに行われた応用一回目の前に勉強して以来全く触れていませんでした。答練もそれ以降受けていません。さすがにこの時期は受け始めましたが、上位70%くらいでした。そして、試験委員対策までは手が回っていなかったため、直対答練の全4回のうち後半2回は受けませんでした。

そして、7月の20日あたりに行われた公開模試は自分としてはかなり良く上位35%くらいに入れました。七月に入ってから公開模試までの間に特別な対策をしたのですが、それは後で詳しく述べたいと思います。

論文は短答よりもはるかに仕上がっていない状態で望みました。時間は全く足りなかったです。

論文直前は常に頭に思い浮かぶ「お前には受かる資格ねえよ」とか「今年はあきらめな」とか「来年だったら絶対もっと仕上がってるって」という言葉に耳を傾けないように必死でした。

科目別の短答勉強法

簿記

 簿記は短答突破する上で要となる科目だといえます。しかし、短答で苦手な方が一番多い科目も簿記であると思います。

 正直、財務会計で7、8割取れる力があれば、短答をパスできる可能性は極めて高いです。逆に、僕の周りで短答不合格だった人のほとんどは財務会計(特に簿記)で点数が稼げなかった人たちです。

そして、対策としてはとにかく短答答練を丁寧に解くことです。

「丁寧に解く」というのは、解いていて少しでも迷いが生じたりするようであれば、自分なりに解法パターンをまとめるのです。例えば、現金実査の問題でまよったのであれば、

  1. T勘定を書き、前TBの金額を拾ってくる。
  2. T勘定に調整を書き込んでいきく。
  3. 実際の現金金額の集計。現金の範囲なども迷いそうな項目があれば書き込んでいく。
  4. 現金過不足勘定とで仕訳をきる。

 というようなことを、図やタイムテーブル、T勘定などを用いて決めておくのです。そして、この解法パターンを自分の苦手な論点ごとに、すべて作るのです。そして、これをまとめて「解法ノート」を作るといいと思います。

これはぜひやってほしい!効果は絶大です。

ただ単に自分の間違えたところを集めた「間違いノート」を作るよりもはるかに効果的です。

これを一度作っておけば、解き方を忘れてしまったところもすぐに思い出せますし、もし後になって間違えやすいところが見つかったら、解法ノートに書き加えればいいのです。

僕はこれで、答練の成績が急激に伸びました。

僕は正直、短答答練で主な論点を解法ノートに書き込んでしまえば、論文の勉強は勘を鈍らせない程度にやれば十分と考えています。

財務諸表論

 財表は正直、短答答練の復習を怠っていたため、直前になっても間に合わず、会計法規集すら読み込むことなく本番を迎えることになってしまいました。

肢別は一回転、答練は七割くらいを復習した時点で本番を迎えることになりました。

 ただ、論文の勉強の一環として、3月あたりから4月の上旬までにかけて、テキストの論点をピックアップして、上記の答練の解き合いをした方と時間と範囲を決めて問題を出し合いました。このときに疑問点なんかも話し合うことで、かなり財表の理解が深まったと思います。

 そして、短答本番は財務会計32点でした。財表はまさかの2問ミスのみで、かなり取れてしまいました。上記の話し合いのおかげでアカウンティングマインドが働いたのかもしれません。

管理会計

 管理もほとんど簿記と同じです。短答答練で解放パターンを図などを用いて作成することです。ただ、管理会計は計算の範囲が簿記の半分以下ですので、計算パターンを覚えることは短答前になればさほど難しくはないと思います。なので、むしろ管理会計で計算パターンが微妙な論点があれば致命的と考えたほうがいいです(まあ、二項モデルなんかはきっていましたが)。

あと、管理は今年の論文を見ると理論科目といってもいいくらいになっています。ですので、原価計算基準は読み込まなければならないでしょう。あと、僕はやっていないのですが、経営を事前に頑張っていた人は今年の短答の問題を解くにあたって、結構有利だったような気がします。

短答本番は13点でした。手ごたえはさほど悪くはありませんでしたが、点数はいまいち伸びませんでした。

企業法

 この科目は短答直前期に一番頑張った科目です。この科目は今年かなり点差が開いた問題だったと思います。
僕はタックの短答パワーアップをとりました。レクチャーは聴きませんでしたが、そこについてくる条文集がかなり役に立ちました。

 その条文集はテキストと同じサイズなので、ポケット六法と異なり書き込みがしやすいです。それに重要判例がのっていて同時に論文の勉強にもなります。さらに、重要性の低い条文は省いてあるので条文素読もしやすくなりました。これはオススメです。

勉強法としては、

  1. 短答答練と肢別で出題対象となった条文にマーカーを引いていきます。
  2. そのあと、条文を一回転素読して(マーカーが引いてあると読みやすくなると思います)、短答答練と肢別をもう一度解きなおします。そして、間違えたり迷ったりした項目があれば、注意点を条文集に書き込んでいきます。
  3. そして、もう一度条文集を素読します。出来る限り掲載されている全部の条文に目を通し、意外だと思ったところや、とにかく間違えやすそうなところを見つけたらその都度書きこんでおきます。
  4. ダメ押しでもう一回、条文集を本番の二日前から素読しました。
  5. 最初の一回転は五日くらい、二回転目は三日くらい、三回転目は二日かかりました。

あと、苦労すると思われるのが、商法、証取、会社法の組織再編だと思います。

商法もパワーアップに解説が詳しいですので、解説をきっちり読むことが重要です。わからなければ、大原テキストを読んだり、質問したりすべきだと思います。気合を入れてやればさほど範囲は広くないことに気がつくと思います。

 証取は、試験一週間前あたりは、全くどうしようもなかったです。証取の勉強法は正直よくわかりません。

僕は運よく、知り合いの人が「神まとめ」をエクセルで作ってくださって、それをコピーさせてもらいました。でも、今年の本試験問題は予備校でも回答が割れていましたので、2問中1問取れれば御の字だったのではないでしょうか。

 組織再編ですが、まず、吸収合併、新設合併とは?会社分割、新設分割とは?株式交換、株式移転とは?図やイメージで思い浮かぶことが大切です。

これがわかると財表の企業結合の分野の理解も深まります。

 この後は、応用テキストの論証例を頭に入れてから条文を読むといいと思います。よくまとまっていましたので。あと、短答集中講義のテキストで良くまとまっていました。
 組織再編も、なんどもくじけそうになりながら条文を一個一個追っていくことによって、同じようなパターンが続いていることに気がつくと思います。

短答本番は17点でした。今年の問題を見ればかなりアドバンテージを取れたと思っています。まあ、企業法に熱が入りすぎたせいで監査と財表に手が回らなくなったわけですが。

監査論

 監査も、財表と同様に「間に合わなかった科目」です。ですので、あまり参考にはならないと思います。

 まあ、一応述べると、芦別を一回転、短答答練を二回転くらいやりました。というかこれだけしかやれませんでした。
監査は常識で解けてしまう問題が結構あると思って、甘く見ていたと思います。

監査論は短答本番にものすごく後悔したことがあります。

 企業法を受けた後の休憩中に「監査基準」とその前文くらいは読んでおこうと思ったのですが、監査基準を家に忘れてきてしまいました。僕は、監査基準すら読まずに試験当日を迎えるという完全に「正当な注意義務違反」の受験生でした。

 もう、忘れたものはしょうがないとは思ったのですが、ものの見事に監査基準からの出題が何問もあり、Aランク論点で肢が切れない状態に陥りました。

終わった直後はホントに「死んでも死にきれねえ」という気分でした。

そして、点数ですが幸いにも15点取れていて、本当に救われた気がしました。しかし、よく正解箇所を見てみると、思ったとおりAランク論点は落としており、B,Cランクであった会計監査人監査の分野が取れていました。そうです、監査論でも企業法の勉強が役に立ったのです。

上記で述べましたが、僕は

短答特化の時期が早ければ早い人ほど短答の成績は悪くなる

という、いわば

「短答特化のパラドックス」

ともいえるような現象が起きていると感じました。

やはりテキスト等によって基礎的な理解をすることなく短答特化はしない方がいいということだと思います。僕は五月から短答に特化しましたが、正直「短答用の勉強」は間に合いませんでした。しかし、総合で77点取れました。結局、論文で基礎的な理解があれば短答もできるものなのでしょう。

ただ、僕は簿記だけは例外だと考えています。
なぜなら、難易度が、論文の簿記<短答の簿記だからです。

 僕が上記以外に、短答に向けてやってよかったと思ったのは過去問を5年分解いたことです。

やはり、試験委員というのも過去の問題を参考にして問題を作っているので、一度過去問を解いたことがあるのとないのでは、勘の働き方が違ってくると思うのです。短答なんて、結局最後は「なんとなくこっち」で意思決定せざるを得ないのですから。

科目別の論文勉強法

簿記

 簿記は先ほど述べたように解法ノートを作ることが一番効果的だと思っています。

僕は「復習しない主義」といって、答練を受けた後すぐに解きなおす、といったことはほとんどやりませんでした。

 「復習しない主義」の意味は、答練のペースよりも自分の今やっているペースを優先するという意味と、復習すべき問題と復習する必要のない問題とをわけ、復習しない問題が人よりもかなり多いという意味です(ですので、全く復習しないわけではありません)。

例えば、僕は「ステップ応用の7回目で二次目標の点数を取る」ということよりも、「ステップ応用7回目で主に問われた評価差額の実現という論点が、次に出題されたときには確実に解ける」ということを重視していました。

つまり、

ステップ応用の七回目で良い点が取れる=簿記の実力がアップするであればそれは良い勉強法だと思います

が、

そうとは限らないと思います。

 しかし、

「評価差額の実現」の解法パターンをまとめ、次にその論点が出題されたときには高い確率で解ける

=簿記の実力がアップする、

といえると思います(もちろん評価差額の実現の論点が出来る人は除く)。

 先ほど言ったことと矛盾するようかもしれませんが、総合問題の解きなおしが、成績を伸ばす上で効率的でないことはまず間違いないです。

 まだ基礎レクチャーを聞いたばかりのころに出題される総合問題は、すべて重要論点ですので、それが解けるようになることはきわめて重要です。

 しかし、ステップ応用や会計学を受ける頃には、有価証券や固定資産なんかは解けて当たり前です(一部特殊な論点を除く)。総合問題には半分以上は解けて当たり前の問題が含まれているのです。その論点までも解くことが効率的ではないことはお分かりいただけると思います。

 そして、これらの要求にこたえてくれるのがまさに短答答練です。論点ごとにわかれていますので、解法パターンをまとめやすい。「出来ないことを出来るようにすることが勉強である」、これは誰かの体験記の受け売りですが、まさにそのとおりだと思います。

 ただ、試験直前は総合問題も解くべきだと思います。集計は勘が鈍ると遅くなりますので、まあこれも2、3問解けば戻ると思いますが。

 僕は、論文前は直対ステップ10回分を解きなおしました。理論の暗記に時間を割くあまり、直対ステップしか解き直せなかった、というのが本音です。

管理会計

 僕は管理会計に関しては07年度の答練を解きなおすことはほとんどなかったです。

 06年7,8月には過年度の答練は何回転もしましたが。

 まあ、管理も短答答練をやれば計算で負けることはないです。しかし、管理会計の場合、出題者の意図が読み取れないと普通に0点取ってもおかしくないです。

 ただ、管理はここ数年、本番では時間内に解けきることが困難な問題の出題が続いています。逆にいえば、試験問題を論点ごとに四分割した場合、一つくらいあまり出来なくてもさほど致命傷にはならないともいえます。4分の3きっちり出来て、残り一つは最低限取る、という形でいければ十分でしょう。

 自分の得意な分野や問題の難易度を勘案して、「時間をかけるならしっかり解く」というスタンスで望むこと重要です。06年度の問題は、一番はじめの部門別にハマって、時間がなくなりボロボロだった人がたくさんいたと聞きます。

 もし僕が落ち着いていたとしたら、部門別が解けると確信できないと思うので、まず次の差異分析の問題をしっかりとり、次に理論をしっかり埋めた上で、比較的解答箇所が多くリスクの低い事業部をやった後、リスクの高そうな部門別と戦略のどちらをやるか決定するというような意思決定をしていると思います(別に戦略的に部門別からまず解く人もいるでしょう。それは全然いいと思います。

しかし、「気付いたらもうこんなに時間が経っていた」ということは絶対に避けなければなりません)。

つまり、管理は「問題を解く順番」がものすごく重要になります。これは普段の答練で意識してやらないと本番でもできません。

僕は毎回必ず、試験開始後5~10分くらいは解く順番を決める時間として使っていました。

問題を解く順番は合否を分けるくらい重要な意思決定になります

(正直、僕はすべての科目で、試験開始直後は解く順番を決める時間に使っていました。ただ、管理はそれが特に重要です)。

 僕は今年の本試験問題を見渡して、3問目の予実分析と4問目の企業価値は比較的苦手だったのと、2問目の理論のみの問題は解きやすそうだと思い、2→1→3→4の順番で解くことにしました。

 2問目の理論問題はスムーズに書けましたが、1問目の部門別の理論がとても書きづらく、ここにはまったら3、4問目が解けなくなると思い、一箇所白紙にして3問目に向かいました。まず3問目に向かったのは企業価値が最も自信がなかったからです。そして企業価値の計算は後まわしにして、理論を適当に埋めました。そして残りのわずかな時間で企業価値の計算を解いている途中で時間切れになりました。落ち着いて解けたと思います。

 論文試験前はほぼ管理を解くことはなかったです。試験二週間前から短答答練2回分のみしかやらず試験に臨むことになりましたが、ボーダー以上は取れたと思います。

 そして、管理の理論ですが大原の対策を見ると、正直「理論で勝ちにはいっていない」と感じます。経営と似たようなものでやったらきりがないからでしょう。

 大原のみでいくのであれば、理論総まとめと、基礎Ⅲ問題集をやれば十分でしょう。答練で上位に入りたければ、基礎Ⅲの問題集を早い段階でやっておくといいです。

僕は、理論総まとめはきっちりとやって、基礎Ⅲ問題集は流し読みする程度でした。
あと今年の問題を見ると経営選択者がめちゃめちゃ有利な問題でした。経営を頑張っていれば管理の理論も解ける可能性が高まります。

財務諸表論

 上の方で述べた、公開模試前の特別な対策というのは、僕と短答パスした方と短答に惜しくも通れなかった方との三人で、財表、監査、企業法、管理の六月から大原で配布される総まとめテキストを、七月から公開模試までの約3週間で一回転させるというものでした(僕らは「会合」と呼んでいました)。具体的には各科目ごとに述べます。

 財表ですが、総まとめテキストには上級答練と応用答練が収録されていますので、総まとめ、問題集、直対答練、公開模試をやれば財表はばっちりといっていいと思います。

 そして、上記の「会合」で、範囲を決めて総まとめテキストの問題を出し合いました。理解が怪しいと感じるようであったら、その分野をとことん話し合いました。

 この「会合」の大変効果的だと思いました。

 実際自分ひとりで読むより、人と話し合ったほうが記憶に残りやすいのは、感覚的に分かると思います。さらに、自分は疑問にも思ってなかったことが指摘されると意外とわからなかったりと、ひとりでやるよりも効果的かつ効率的だと思います。加えて、人に教えられるように文章を読むことで、理解も深まると思います。ホントいい事尽くめでした。

そして公開模試ですが、簿記、管理会計、財表をまとめた会計学の判定はCで上位28%くらいでした。

企業法

 直前期以外の勉強は、応用テキストの暗記ですが、なんとなく覚えるレベルで暗記の精度は全然低かったです。まあそれでも、短答前の答練では上位30%は入れました。

 しかし、短答後は平均点も取れず、中途半端な理解や暗記では通用しなくなりました。

そんな僕が効果的だったと思うのは、やはり先ほど述べた会合です。

総まとめテキストの内容をスムーズに述べられるように暗記しました。

 企業法は正直かなり難しい科目だと思います、僕は会合で話し合うことによってはじめて理解すること出来た感じがしました。疑問点は企業法が得意な人や講師に質問したほうが絶対にいいんだろうなと思います。

 僕が制度問題で重要だと思うのは、「制度の趣旨」です。そして、事例問題で重要だと思うのは、「問題提起」です。
 これは理論全般に言えることだと思いますが、理由が書ければ文章はかけます。そして、制度問題では趣旨が、ほとんどの場合理由に該当します。極論すれば、定義を覚えなくてもなんとかなるが、趣旨を覚えなければなんともならないのです。

 一方、事例問題でももちろん規定の趣旨や文章の根拠は重要なのですが、そこはけっこう覚えやすいのです。しかし、問題提起は意識的に覚えないと論証がとんでもない方向に行ってしまうと思いました。ですから、個人的には問題提起のほうが重要だと思います。

 あと、僕は自分の声で論証を録音して覚えようと試みました。しかし、論文試験本番まで残り10日となった時期でも吹き込み終わらず途中であきらめました。ただ、吹き込んだ分野(資金調達あたりまで)はかなり頭に残ったと思います(監査、経営もためしたのですが、この二科目ではあまり効果をなさなかったです。)もっと早くからやっておけばよかったと後悔しました。効果自体はかなり高かったです。

公開模試は、会合でやったばかりであった組織再編の分野が出題されて上位10%のA判定でした。

監査論

 監査論は本当に苦しい科目でした。論文試験前に一番時間を割いた科目です。

 監査は、意味の分からない文章は多いし、列挙問題でも「別にこれだけじゃねーだろ」と思うことが多々ありました。ですから、覚えづらさは抜群でした。

 直対期以外の勉強は、テキストをなんとなく眺める程度でした。眺める程度でも何回転かするうちに短答前は上位30%には入っていました。短答後は企業法と同じです。

 会合でも監査論の総まとめをやったのですが、正直、暗記に拠る部分が多く、あまり効果的だとは思いませんでした。

 そして、一番効果的だったと思うのは、「ゴロで暗記」でした。

 来年以降は資料貸与によってどうなるかわかりませんが、監査は列挙問題が毎年のように出題されています。ゴロは列挙問題には極めて効果的です。

 僕は、公開模試後、総まとめテキストに、答練の内容で総まとめテキストに書かれていない項目を書き込みました。

そして、一語一句ではありませんが、ページのどこらへんにどんなテーマの論点があり、その論点は何個あり、個々の論点の内容はどんなものだったかをある程度いえるようにしました。監査は論点ごとにいくつ列挙すべき内容があったか覚えるだけでもかなり成績に違いがでてくると思います。
これはめちゃめちゃきつい作業でしたが、暗記量が増えていくと、連想ゲームの要領で、そのページにどんなことが書いてあったか思い浮かぶようになりました。しかし、かなりの時間がかかり「本番戦える!」と思ったのは、試験二日前でした。

監査論の公開模試の成績は、暗記もまだまだ出来ていない上に、まったく知らない論点があったため、上位52%のE判定でした。

租税法

 僕がもっとも苦手とした科目です。

どうしても租税法が好きになれず、たまに気合を入れて勉強するのですが、いつも忘却曲線に敗れていました。

 正直、短答前に、気合を入れて基礎、応用ステップ、計算答練、応用答練を答えを見ながら数字をあわせた(上記の短答直前期参照)のですが、短答明けの答練の点数を見ると(上位60%くらい)あまり効果があったとは言い難いものでした(まあ、やらなければもっと悲惨な目にあっていたかもしれませんが)。

 そして、公開模試前あたりから、論文そうまとめテキストに掲載されている計算問題をやることにしました。この論文総まとめテキストに掲載されている問題がすばらしかった。
 問題数は少ないのに、重要論点がまとまっていました。付属の問題集すら回す時間はないと判断した僕は、この論文総まとめテキストに賭けることにしました。

 これが功を奏し、租税に対する苦手意識を消すことが出来ました。とにかく「おれは総まとめテキストだけは極めた」という自信を持つことが出来ました。

 理論ですが、Aランクの重要論点のみに絞って暗記しました。ちなみに短答までは何もやっていませんでした。
あと答練で出題された内容は何かしら書けるようにしようと思っていました。

 そして、公開模試の結果ですが、全く手ごたえがなかったにもかかわらず上位18%のB判定でした。これはまぐれです。

詳細をみると理論がやたらと上位で、短答免除者でも理論に手をつけてない人は多いんだなと思いました。
正直、大原は「租税理論は本番で一つ的中すれば良い。あとは部分点狙いで白紙は避ける。」というスタンスだと感じましたので、僕も乗っかりました。

経営学

 経営は、短答前は投資論の範囲の問題集をやっただけでした。

公開模試前になっても、本試験完全対応版テキストにラインを引いてなんとなく眺めていた程度の勉強しかしていませんでした。

そして、その結果、公開模試では全く歯が立たず、無勉で大学のテストを受けているような心境でした。
公開模試の結果は上位80%のF判定でした。

 このままではマジでヤバイと考え、経営にめちゃめちゃ時間を割きました。直前期には監査と経営にほとんどの時間をつぎ込みました。

 正直、本試験対応版のテキストはブ厚すぎておぼえる気にならないと思い、ポケットコンパスに答練とテキストの論点を書き込んでいきました。そして書き込み終わったのは試験10日前(泣)まわりにひとに「それだけまとめたなら来年役立つじゃん」なんて嫌味を言われつつ、これから死ぬ気で暗記しなければと思いました。

 ここでも効果を発揮したのはゴロでした。とにかく最初の三日間はゴロを作りまくり(下ネタはより効果的です)、そこから必死こいて暗記しました。ただ覚えられたのは全体の7割程度でした。

最後に

 僕が、今振り返ってホントにホントに良かったと思うのは、論文当日にめちゃめちゃ粘ったことです。

一日目

 論文一日目監査論の直前に、作ったゴロを確認し、そのゴロが見事に出題されたおかげで結構かけました(大量に作ったので当然といえば当然ですが)。しかし、租税は去年と比べかなり難易度が上がり、手ごたえは全くありませんでした(試験後の自己採点の結果はかなり良かったです。総まとめに死ぬほど感謝しました)。

 初日の租税法で失敗したと考えた僕は、二日目の会計学でなんとか挽回しなければと考えました。

二日目

 そして、朝早くおきて簿記の計算問題と、管理で短答の問題を数問解いてから会場に向かいました。そして午前の会計学が終わった後の昼休みに、財表の総まとめテキストと問題集を二回転しました。もちろん、全部読んでいたら二回転なんて不可能なので、キーワードをどんどん読み流していきました。なぜ二回転かといえば、一回転ではあまり印象に残らないものでも、二回転すればかなり頭に染み付くはず、と考えたからです。

 幸い、「さっき見たばっかりだぞ」という問題がいくつもあり、心に余裕が出来たおかげで、比較的難易度の高い問題も解けました。そして、会計学(特に財表)ではかなりの手ごたえを感じることが出来ました。前日の失敗は挽回できたと思いました(実際に自己採点の結果もかなり良かったです)。

三日目

三日目当日、朝早く大原へ行き、経営の応用答練1、2回目(経営に出題されうる計算問題が網羅されている)をやりました。

そして、会場に向かうタクシーの中で企業法の論証を一回転、試験直前にもう一回転しました。企業法は典型論点が出題され、やはりここでも「さっきみたばかり」という感覚で答案を作成することが出来ました(まあ、後で企業法は少しミスしたのが判明したのですが)。

 そして、ラストの経営学が始まる前も同様にポケコンを二回転し、本番に臨みました。

経営では、ブランドエクイティが出題されたのですが、ゴロを作っていたためにバッチリ対応できました。さらにポートフォリオも企業価値の問題も朝にやったばかりでしたのでバッチリでした。経営は科目合格レベルの出来だったと確信しています。

正直、経営が全体の成績をかなり引き上げてくれたと思います。

まとめ


 月並みな言い方になりますが「最後まであきらめない」ということはホントに重要なんだなと思いました。

 僕は本当に仲間に恵まれました。周りはみな僕より優秀な人で、疑問に思ったこともその人たちに質問することでほとんど解決できました。やはり、文字でインプットするよりも人間との会話でインプットしたほうがはるかに頭に残ります。理解も深まります。

もしまわりに、受験友達がいるのであれば、その人たちとわからないところを議論したり、教えあったり、問題を出し合うことは本当に効果的です。

人間の記憶というのは感情に大きく結びついているらしいですので、科学的に見てもやはり効果的なのでしょう。

たまにおしゃべりしたりすればストレス解消にもなります。まあ、白状すると、僕は周りの人から「お前はいつも誰かとしゃべってばかりいる」と言われていました。

 あと、これもこの勉強をやっていて強く思ったのですが、勉強時間と成績の相関関係は薄いということです。僕は本番当日こそかなり努力した感がありますが、4月以降は正味5時間やったら多いほうでした。そのくらい集中するとクタクタになってしまいます。

極端に言えば、要領の良い人は、良くない人が三ヶ月かかっても理解できない論点を30分くらいで理解してしまう、というような感じです。

 ですので、時間がかかっても理解できないと思ったら、人に聞いてしまうのが一番です。自分が現時点で持ち合わせている知識で理解できればいいですが、自分が現時点で持ち合わせている知識だけではどうしても理解できない項目というのは結構あると思います。

人に質問するのは最も効果的かつ効率的な勉強法の一つだと思います。

これで本当に最後になりますが、僕を精神的に支えてくれた家族や友人、そしてこのような合格体験記を書く機会をくださったスポックさんには深く感謝しています。

どうもありがとうございました。

kim

体験記執筆者が直接質問に答えます(至2008年11月)。この体験記へ質問は下のコメント欄からどうぞ。
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コメント(12)

なお Author Profile Page:

こんにちは。
現在大原の入門2年コースに通っている者です。
大学2年です。

最近冬の猛特訓で、初めて短答用の問題を解きました。
財務会計の計算が20問中5問しかできず、
3月4月に対策をはじめたのでは間に合わないのではないかと不安に感じています。
やはり今から対策するべきでしょうか。
また手元の短答用の問題を解く以外の対策をご存知であれば教えてください。
ちなみに私の現在の成績ですが、ステップ基礎でいうと上位20~30%程度です。
返信お願いします。

なお Author Profile Page:

こんにちは。
現在大原の入門2年コースに通っている者です。
大学2年です。

最近冬の猛特訓で、初めて短答用の問題を解きました。
財務会計の計算が20問中5問しかできず、
3月4月に対策をはじめたのでは間に合わないのではないかと不安に感じています。
やはり今から対策するべきでしょうか。
また手元の短答用の問題を解く以外の対策をご存知であれば教えてください。
ちなみに私の現在の成績ですが、ステップ基礎でいうと上位20~30%程度です。
返信お願いします。

kim :

こんばんは。コメントありがとうございます。

僕も一番最初に簿記の短答答練を解いたときは、時間無制限でやって20問中7問しか正解できませんでした。
短答の簿記はこの時期から対策しておいた方がいいと個人的には思います。

基礎期の答錬でそのくらい取れているのであれば、短答の過去問をやってはいかがでしょうか?市販のもので大原が出しているのがありますよね?

そしてもしやるのであれば、一問ずつじっくり考えて丁寧に解いてほしいです。
短答の問題はパッと見てすぐに解けると思うような問題は、あまり多くない気がします。だから苦手な人が多いのかなと、僕は考えています。
ですので、パッと見わからなくても、考えられる処理をして、試行錯誤して、解いてみるということが重要だと思うんですよね。

07年度の短答式試験の問題も、「スラスラ解けた」というよりは「なんとか取れた」というような問題が多かったイメージがあります。
例えば、五つの仕訳をきれば解ける問題があったとして、四つまではわかるんだけどもあと一つがわからない場合に、そのわからない一つの処理について色々と試してみる。そしたら、選択肢に答えがあって正解できた。とまあこんなイメージです。
もちろん、配点が同じであれば、よりスムーズに解けそうな問題から順に解いていくのは当然ですよ!

あと復習(短答答錬も同じ)ですが、「この問題は極めた!」と思えるぐらい突っ込んでやってほしいです(あまりに重要性が低い問題は別ですが)。
試験が近づくと、どうしても回転数を気にしがちです。
でも、仕訳の意味を理解していなかったり、解き方が効率的でないまま、何回やっても時間の無駄だと思います。
だから、テキストにもどったり、講師や出来る受験生に質問することは絶対にやってほしいです!
そしてぜひ「解法ノート」(体験記参照)を作ってください!せっかく極めたのに忘れてしまってはもったいないですから。

まあ長々と書きましたが、決して強制はしません(「絶対に」とか書きましたが)。
応援してます!がんばってください!

なお Author Profile Page:

丁寧にこたえてくださってありがとうございます。
とても参考になりました。
少しずつ短答の簿記の対策やっていこうかと思います。

HDR :

 なおさんはじめまして HDRと申します。

 私は大原の1.5年コースに在籍いしている初学者ですが、計算が思いっきり苦手です。個別問題集は講師に言われたように穴があくまでやり込み問題と答えを覚えてしまったものもあるぐらいですが、ステップの成績は芳しくありません。それどころか重傷です。

 自分なりに原因を分析すると、①個別問題集を回すことに意識を置いてしまい総合問題の事をあまり考える事無くやみくもに個別をやっていたことと、②総合問題に解きなれていない の二点ではないかと自分では思っています。

 今、非常に後悔しているのですがそんな事をとやかく言っていても時間は過ぎるばかりですので、反省し次に活かしたいと思い、なおさんの体験記を参考に自分なりに今後の計画を考えてみました。

 1 ステップ基礎、計算答練を「満点勉強法」で繰り返しつぶす
 2 短答答練で解法ノートを作成し、解法を頭に叩き込む
 3 ステップ応用、直対等の比較的難易度の高い答練はリアルタイムで受けるが
   解き直しはとりあえず短答答練の解法ノートが作成できるまでは置いておく
 4 万が一短答本試験を通過したら、もしくは短答突破がある程度見えてきたら
   基礎以降の答練も解き直す

 という計画を立ててみました。この計画に対してなおさんの意見をいただきたいと思います。

 正直、まおさんからすれば‘そんなのしらねーよ!勝手に頑張れよ!こんなんでいいんじゃない?’って感じだと思いますが、「俺がお前ならこうする!!」って感じのアドバイスでいいので、暇な時で構いませんのでお願い出来ますでしょうか?

HDR :

すみません!!先ほど投稿したHDRです。

‘なおさん’としておりますが、‘kimさん’の間違いでした。
なおさん、kimさんご迷惑おかけして大変申し訳ありませんでした。

カズ :

はじめまして!!
大原1.5年S通学のカズという者です。
この度はkimさんの合格体験記を読ませて頂き、とても励みになりました!!
自分も一発合格できるよう、頑張ります!!

合格体験記を読んでいて大変興味深かったのが監査論の“ゴロ”です!
自分はゴロを作るのが大好きでいろいろ試しているので、是非kimさんのゴロを伝授して頂きたいのですが、お願いできないでしょうか??(>

kim :

HDRさんへ
遅くなってすいません!
コメントありがとうございます。本名じゃないんで気にしないでいいですよ(笑)

なんか体験記の内容をかなり取り入れてもらっているみたいで嬉しいですね。
正直、僕でも同じようにやったと思います!
まあ、それだけだとコメントした甲斐がないと思いますので、いくつか思うことを言わせてもらいます。
HDRさんがどう考えているかわかりませんが、僕だったら計算のめどが立つ(例えば、コンスタントに答練で上位20%入れる)まで理論科目はほぼやらないと思います。理論の答錬前に30分くらいやるのみにしますかね。
理論科目を甘く見るつもりはないですが、やはり短答を突破する上で計算ができなくてはどうしようもありませんので。
僕は受験前年の秋に上級生の方から「短答の理論は本当に追い込みが効く、ただ計算は大きな差がつく」とアドバイスされました。その通りだと思います。
実際に短答で合格ラインを取るために必要な時間は、計算を10とするなら、理論は2もないと思います。
理論抜きでやれば1日総合問題を5、6問と短答問題を数問できると思います。
簿記の基礎期の問題を例に取ると、本社工場と帳簿はきって(僕ならきります)、計算答錬を大問一つを1問と数えれば全部で18問くらいでしょうか。
ならば、1問に満点を取るために4回かかるとすると
18問×4回=72回 72回÷6(1日6問やるとすれば)=12日
大体12日で終わる計算になりますね!まあ、答練なんかを考慮しても三週間はかからないでしょう。管理はさらに少ないですので、管理を入れても2月中には基礎期の問題が仕上がる計算になります。

そして「満点勉強法」ですが、この勉強法が良いのは、理解が怪しかったり処理方法が確立されていなかったりすると不思議と満点が取れないところだと思っています。
ですので、満点が取れないようなら、自分に嘘をつかないで丁寧に論点をつぶしていってください。
あと僕は、
①満点が取れるまで同じ問題を毎日連続してやる
②満点が取れた問題は二度とやらない
と決めてやっていました。
①のようにやれば、「ここはこう解いたほうが良いかもしれない」ということが沢山でてくると思います。
②は、すごく大切なことだと思います。次にやったときはもしかした90点かもしれませんが、それでもいいと思います。僕は「満点を取った」という自信だけいただきました。
理論科目について特にいえることかもしれませんが、「もうこの問題は二度とやらない、この資料は二度と見ない」と決めて資料を絞っていくことは重要です。
なぜなら、感覚的にわかっていただけると思いますが、「やるべきことが減ってくるのに反比例して集中力は増していく」からです。
「あとこれだけやれば受かるんだ!」と思えたらやる気でますよね?
まだ1月ですので、理論で切っていくことはしないでしょうが、計算に関しては量が多いですのでどんどん切っていくべきです。
まあ、計算にしても理論にしても「もう二度とやらない覚悟」をもって勉強にのぞむのは良いことではないかと思います。

すごい長くなってしまって申し訳ないです。
体験記の内容と矛盾している箇所がありそうな気がしますが、もしあっても気にしないようにしてください!(笑)適当な性格でして。
頑張ってください!

kim :

カズさんへ
遅くなってすいません!
同じゴロファンに出会えてうれしいです。

もし良いゴロがあればぜひとも公表したいところだったのですが・・・。
体験記に書いてあるとおり僕のゴロは直前期にまとめて作ったものであるため、「とんでもなくクオリティが低い」のです。とても人様に見せられるようなものではありません。
でも、せっかくコメントしていただいたので一つだけ紹介したいと思います。
監査報告論の章に「監査報告書の記載」という節がありますよね?
そこで、覚えづらく、かつ重要性の高い「実施した監査の概要の区分に記載される事項(5つ)」という項目があると思います。ポケコンかなんかを用意してください。

突然ですが、「はじめの一歩」というボクシング漫画をご存知でしょうか?
そこの主人公である一歩にちなんで、
「一歩全試合」→「いっぽぜんしあい」というゴロを作りました。
説明しますと、
①「一」は「一般に公正妥当と認められる・・・」の「一」
②「ぽ」は「合理的に保証」の「保」
③順番が前後しますが、「全」は「全体としての財務諸表の・・・」の「全」
④「試」は「監査は試査を基礎として・・・」の「試」
⑤「合」は「合理的な基礎を得たこと」の「合」
ちょっと③と④が順番どおりじゃないんですが、そこは勘弁してください。
ぶっちゃけると、これは僕が作ったゴロではなくて、同じ入門生で超優秀な方(論文公開模試で全国80位くらい)から教わったものです。嘘つきました。
まあ、これが僕の知っている最高レベルのゴロですね!

あと、一つしか教えられないお詫びに僕のゴロ作りでの失敗談をしようと思います。
僕がゴロを作り始めたのは(ゴロの有効性がわかり始めたのは)論文の公開模試より後で8月に入ったくらいでした。
ですので僕はゴロを作るのに躍起になるあまり、「ゴロは思い出せるんだけど、内容は思い出せない」という本末転倒な状態になりました。
ですので、ゴロ作りのみに集中しすぎないで、ゴロ作りと平行して内容も覚えていくようにしてください。まあ、そんなバカをやるのは自分だけかもしれませんが。

最後にもう一つ!
講師の人が「暗記しても忘れちゃうから、今は暗記しなくていい」とよく言いますよね?
僕は「絶対に信じちゃいけない!!信じたら死ぬぞ!」と考えています。
かくいう僕はホントに直前期になってから暗記をし始めたのですが、「今からこんな膨大な量を覚えられるわきゃない!」と毎日涙目でした。最終的にしっかり暗記できたのは七割程度で、「落ちていても文句は言えない」ような仕上がり具合でした。
その直前期に気づいたのですが、「前に一度でも暗記したことがある項目は、初めて暗記する項目よりも圧倒的にスムーズに頭に入る」ということです。
ですので、理論に時間を割くのであれば、しっかり暗記する覚悟でのぞんだ方がいいです!でないと直前期に心が折れます!
加えて、暗記するつもりでのぞまないと、「わかったつもり」になってしまうことが多いように思えます。どうしても覚えられないような項目は大体「意味が分かってない」ことが原因だからです。
まあ、ゴロ好きのカズさんには「釈迦に説法」だったかもしれませんね!

合格するとホントに人生が変わります!ぜひ一発合格してください!

HDR :

KIMさんへ

せっかく回答していただいたのに返信遅れてすみません。

回答本当にありがとうございました。大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に感謝しております。

正直、ひどい成績ではありますが基礎はまだついていける状況だったのですが、応用に入ってからはどうしょうもない状態で‘もうダメかな~’なんて思っていました。

まだまだ厳しい状況には変わりないのですが、Kimさんのアドバイスのお陰で最後まで諦めずに粘って行こうと思えるようになりました。あのアドバイスの内容なら私でも粘ればやりきれそうな気がします。

本当にありがとうございました。お体に気をつけてください。

大原 :

大原の二年コースの入門生でsy。
短答対策のことで質問なんですけど、市販の短答対策用の問題集はやっといたほうだいいいですかね!?
簿記以外以外は現段階で7割前後とれる実力です。
それと法人税の理論は予備校以外の参考書も有効活用されたりましたたか!?
予備校の法人の理論の勉強が教科書ではよくわからなくて・・

kim :

大原さんへ

コメントありがとうございます!
この時期に租税法理論を気にかけているなんて、成績優秀な匂いがぷんぷんしますね。

市販のものを買う必要があるとすれば、簿記だけかなと思います。まあ簿記の短答答練の復習はかなり時間がかかると思いますので、きっちり仕上がってないのなら買わないほうがいいと思います。内容もかなりかぶっていると思いますし。
管理は短答答練で十分だと思います。
会社法と監査は、時間があるならば原典を素読した方が良いと僕は思います。
まあ僕は会社法の条文しかきちんと読んでないんですけど・・・。
条文を読んで良かったなと思ったのは、短答式試験本番の肢の一つに「聞いたことのない規定」があった時に、「こんな規定はどこにもなかった」と判断して肢が切れたことです。
もし、短答答練や肢別で出題されたところしか読んでなかったとすると、「こういう規定あるのかも」と判断していたかもしれませんので。

監査に関しては、今年から資料貸与ですからきちんと委員会報告書を読んでおいたほうが、論文のためにも良いんじゃないかと思います。

あと念のために言っておくと、理論の短答答練や肢別で出題された「肢」が本番でそのまま出題されることはビックリするくらい少ないです!逆に、短答答練等の出題対象となった条文からの出題はたくさんあります!

次に、租税理論に関してですが、僕は大原一本で市販のものは手を出していません。というか、手を出す余裕はありませんでした。
大原のもので頑張るとしたら、規定の「趣旨」や「概要」を読んでおくかなあと思います。たしか法人税理論のテキストに載ってますよね?
趣旨なんかは、直接出題されることもありますし、判例の問題でも趣旨は利用しますよね。07年度の問題で言えば、譲渡所得の趣旨が出題されました。
僕は落ちたらLECの租税理論問題集を買っていたと思いますが・・・。
入門ではよっぼど余裕がない限りやらないほうがいいのかなと思います。例えば、成績がほぼAかBである、とか。

先の話ですが、07年の短答明けに行われた理論対策レクチャーでもらった「B5二枚にまとめられた真砂レジュメ」がとんでもなく的中しましたので、もし今年ももらえたら熟読しておくとをオススメします。

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このブログ記事について

このページは、spokが2007年12月29日 09:07に書いたブログ記事です。

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