公認会計士試験再現答案について
この再現答案は受験生が試験数日後に作成したものです。したがって、記憶違いや勘違いによって、実際に本試験で記載したものと異なる可能性があります。公認会計士試験の論文式は3日間の日程で行われます。特に初日の科目などは記憶が薄れている可能性もあります。受験生によって下書きに詳しく記載する人もいれば、そうでない人もいます。
一方で、再現答案は役に立ちます。数人ではありますが、ライバル達がどのような答案を書いたのかを参考にすることで、自分の相対的な位置を探るきっかけの一つとなるでしょう。また過年度の再現答案をみれば、どのような答案で合格し、どのような答案で不合格だったかかがわかります。これにより、100点満点でなく、合格点をとるにはどのような答案を書けばいいのか参考になることでしょう。
公認会計士の新制度試験では、税理士試験合格者(例えば租税法の免除)などの免除科目が広がり、科目合格もあり得るようになりました。ますます再現答案の重要性は高まっていくことでしょう。
このように再現答案は非常に役にたつものですが、その作成はたいへん労力がかかるものです。今回、趣旨に賛同くださり公認会計士試験再現答案作成にご協力いただいた皆様に感謝します。 |
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