▼ 2008/12/05(金) (合格体験記)特に良かったと思う講義・教材
第六 特に良かったと思う講義・教材
1 論文過去問・短答過去問
(1) 各予備校の解答速報(TAC・大原・LEC・クレアール・アクセル)
各予備校の解答速報を比較して読むと、一つの問題に対してさまざまなアプローチ・解法を比較できてとても勉強になります。それから、特にTACの場合、各科目の講師と司会の久野元靖の座談会が面白いです。LECは、短答の解答の正確性を売りにしています。クレアールは、2006年までは現試験委員の堀江正之教授が監査論の解答速報を作成していました。
ただし、解答速報の入手方法はヤフーオークションで落札するか、各予備校にお願いしてコピーさせてもらうしか方法はありません。
(2) TAC・大原の過去問集
TACは論文と短答について3年分、大原は短答4年分について過去問題集を出版しています。特に、短答については正答率表・得点分布表もあったりしてデータが充実しています。ただ、ホンネを言えば、合格者と不合格者を分けて正答率データを作って欲しいです。そうすれば、差がつく問題と差がつかない問題も明らかになります。
しかし、いずれの過去問集も収録量が少なすぎます。2005年以前はTACは5年分の過去問集を出版していました。TACで入手できるかどうかは不明ですが、TACで入手できなければamazonのマーケットプレイスで探し、それでも見つからなければ、国立国会図書館でコピーしましょう。
2 財務(簿記)
①TACの上級の問題集
たったの2冊で、基礎マスターから上級まで取り扱う論点を網羅しています。とても素晴らしい問題集です。私は、すべて仕訳を書いていたので、大原の解説よりもTACの解説のほうが、理解しやすかったです。
②TAC市橋先生・池上先生のレジュメ
テキストの内容について実務指針の条文を挙げて解説したレジュメでした。計算のみならず、理論にも役立ちました。設例は「テキスト参照」ではなく、きちんとレジュメに載せて、テキストいらずにして欲しかったです。
③ReView簿記(TAC)
TACの基礎マスターの総復習講座です。基礎マスターのテキストの内容がコンパクトにまとめられ、しかも、短答の過去問も収録されているため、短答対策にも役立つようになっています。いろいろな講師の講義を聴くこともできて、とてもよかったです。
3 財務(理論)
①論文総まとめテキスト(大原)
上級答練、応用答練の全問題と、過年度答練の中でも出題可能性の高いものを収録したテキストです。レジュメもとても整理されていて、わかりやすかったです。
②新井先生のレジュメ・答練解説(大原)
考え方の対立する点を、うまく表でまとめたレジュメです。分量も適度で、本当にテキストいらずです。答練の解説も、受講生のレベルに合わせたものでとてもわかりやすかったです。論文総まとめテキストには直対答練が収録されていないので、答練と併用でかなりの部分を網羅できます。
③塚本先生の直前期のレジュメ(TAC)
レギュラー講義のレジュメは、非常に分量が多く、持ち運びが非常に不便でしたが、短答・論文とも直前期については、過去問を分析した、簡潔なレジュメを配布していました。
④石井和人先生の非常識合格法問題集
50問ほどの問題集ですが、キーワードが太字になっており、キーワードを意識して読むことができました。また、石井和人先生の採点経験・指導経験に基づくコメントがとても的確で、どこで差がつくのかもよくわかりました。
4 管理
①藤木先生のレジュメ(TAC)
計算・理論とも、ファイル一冊に入るように過不足なくうまくまとめられたレジュメです。試験委員の文献や、過去問も収録されています。直前期にはアクセスの理論回答例もついてきます。とてもよいレジュメでした。
②日商1級のテキスト(ネットスクール)
受講前の予習に最適のテキストだと思いました。2級の知識を1級に応用させることを意識して書かれています。
5 監査
①成瀬先生の講義(TAC)
話がわかりやすいだけでなく、常に実務をイメージした講義でした。たとえ話もとても的確でした。無料公開講義は、是非おすすめです。租税の理論講義も、わかりやすかったです。
②南先生のレジュメ(TAC)
委員会報告書の内容を、各号ごとに原則として1枚のレジュメにまとめています。もちろん、分量の多いモノについては2枚のこともあります。成瀬先生の講義を聴いていても、受付に言えば、南先生のレジュメをコピーさせてもらえます。
③論文総まとめテキスト(大原)
普段のテキストの内容を簡潔にしたものと、上級答練・応用答練の解答例を収録したテキストです。短時間で見直すのにとても役立ちました。
④監査基準ハンドブック(LEC)
TAC・大原でいう「資料集」のことです。内容はTAC・大原と同じですが、サイズが小さい(ポケットコンパスと同じサイズ)ので持ち運びに便利でした。TAC・大原も、資料集のサイズを小さくして欲しいです。
6 企業法
①論文総まとめテキスト(大原)
講義テキスト附属の問題と解答例、上級答練・応用答練の解答例を収録したテキストです。普通の解答例ですが、講義による補充がとても良かったです。
②阿部太朗先生レジュメ・答練解説(TAC)
答案がとても簡潔です。私は、答案が長くなるタイプなので、阿部太朗先生の答案を目標にしていました。方法論や精神論的な部分についても、ほとんど共感できます。
7 租税法
①論文総まとめテキスト(大原)
短時間で回せそうな量の計算問題と別表四・別表一を意識した計算のまとめがとても良かったです。理論の論証例も直前に見直すには最適な分量でした。
②ポケットコンパス(大原)
サイズが小さいので、いつも持ち運べて便利でした。しかも、内容はきちんと網羅されており、とても充実しています。
③藤木先生のレジュメ(TAC)
ポケットコンパスのTAC版という雰囲気です。ポケットコンパスに比べると例題が掲載されているぶん、分量が多くなっています。
④理論対策テキスト(LEC)
論文試験に必要な判例について、事案と判旨、必要に応じて若干の解説や論証が掲載されていました。
8 民法
①宮内先生のテキスト(TAC)
図解も豊富でわかりやすい、レジュメのようなテキストです。財産法学習に必要な親族相続の知識も的確な場所に書かれており、とても良いテキストだと思います。過去問がきちんと掲載されていないのが欠点です(論点名だけでは意味がない)。
②事例演習(大原)
論点以前の条文知識の事例から、答練で出題されたと思われる事例まで収録した問題集です。過去問の解答例も全問収録されています。事例から考える素材としてとても良いテキストだと思います。
③論文総まとめテキスト(LEC)
全論点の簡潔な論証をまとめた非常に薄いテキストです。典型論点だけでなく、最新判例も網羅されています。論証がとても簡潔です。本当に短時間で見直せます。
④旧司法試験過去問(昭和38年~平成20年)
学者・実務家が合議の上で作った最高の良問です。公認会計士試験の試験委員も、もちろん司法試験の問題くらいはチェックしています。公認会計士試験よりも早くから出題の趣旨を公表しており(平成14年から)、事案分析の仕方を学ぶには最高の素材です。
9 短答対策
一問一答問題集(LEC)
大原の肢別チェックを小さくしたものです。ポケットコンパスのサイズです。財務・企業・監査は1000個の肢が収録されています。大原の肢別チェックもポケットコンパスサイズにしてくれるとありがたいのですが。
10 他の資格試験
(1) 日商簿記検定・全経簿記検定
日商2級は、受講前の独学に最適だと思います。
日商1級も受講前の独学に使えますが、受講後は満点を目指すべきでしょう(現実的には非常に難しいですが。)。全経上級も、日商1級とほぼ同レベルです。なお、日商1級・全経上級合格は、税理士試験の受験資格の一つとされています。
(2) 税務会計検定
マイナーですが、法人税・消費税・所得税について実施されますので、公認会計士試験受験生のための検定試験だと思います。内容自体はそれほど難しくなく、入門期の租税法のモチベーションアップに最適だと思います。公式問題集も英光社から販売されています。私は、3科目とも1級合格しています。全国経理学校協会の試験であり、合格証書には、森喜朗(名誉会長)と麻生太郎(会長)の名前が書かれてあります。
(3) 税理士試験
簿記論・財務諸表論については、かなりメジャーです。大原は、会計士試験受験生のための簿財講座まで用意しています。しかし、短答の一部免除のために受験するのはあまり意味がないと思います。とても良い問題が出題されていると思います。法人税・消費税・所得税も、問題を解くこと自体はとても勉強になるのですが、難しいです。論文の2週間くらい前に行われるため、日程的に厳しいです。
1 論文過去問・短答過去問
(1) 各予備校の解答速報(TAC・大原・LEC・クレアール・アクセル)
各予備校の解答速報を比較して読むと、一つの問題に対してさまざまなアプローチ・解法を比較できてとても勉強になります。それから、特にTACの場合、各科目の講師と司会の久野元靖の座談会が面白いです。LECは、短答の解答の正確性を売りにしています。クレアールは、2006年までは現試験委員の堀江正之教授が監査論の解答速報を作成していました。
ただし、解答速報の入手方法はヤフーオークションで落札するか、各予備校にお願いしてコピーさせてもらうしか方法はありません。
(2) TAC・大原の過去問集
TACは論文と短答について3年分、大原は短答4年分について過去問題集を出版しています。特に、短答については正答率表・得点分布表もあったりしてデータが充実しています。ただ、ホンネを言えば、合格者と不合格者を分けて正答率データを作って欲しいです。そうすれば、差がつく問題と差がつかない問題も明らかになります。
しかし、いずれの過去問集も収録量が少なすぎます。2005年以前はTACは5年分の過去問集を出版していました。TACで入手できるかどうかは不明ですが、TACで入手できなければamazonのマーケットプレイスで探し、それでも見つからなければ、国立国会図書館でコピーしましょう。
2 財務(簿記)
①TACの上級の問題集
たったの2冊で、基礎マスターから上級まで取り扱う論点を網羅しています。とても素晴らしい問題集です。私は、すべて仕訳を書いていたので、大原の解説よりもTACの解説のほうが、理解しやすかったです。
②TAC市橋先生・池上先生のレジュメ
テキストの内容について実務指針の条文を挙げて解説したレジュメでした。計算のみならず、理論にも役立ちました。設例は「テキスト参照」ではなく、きちんとレジュメに載せて、テキストいらずにして欲しかったです。
③ReView簿記(TAC)
TACの基礎マスターの総復習講座です。基礎マスターのテキストの内容がコンパクトにまとめられ、しかも、短答の過去問も収録されているため、短答対策にも役立つようになっています。いろいろな講師の講義を聴くこともできて、とてもよかったです。
3 財務(理論)
①論文総まとめテキスト(大原)
上級答練、応用答練の全問題と、過年度答練の中でも出題可能性の高いものを収録したテキストです。レジュメもとても整理されていて、わかりやすかったです。
②新井先生のレジュメ・答練解説(大原)
考え方の対立する点を、うまく表でまとめたレジュメです。分量も適度で、本当にテキストいらずです。答練の解説も、受講生のレベルに合わせたものでとてもわかりやすかったです。論文総まとめテキストには直対答練が収録されていないので、答練と併用でかなりの部分を網羅できます。
③塚本先生の直前期のレジュメ(TAC)
レギュラー講義のレジュメは、非常に分量が多く、持ち運びが非常に不便でしたが、短答・論文とも直前期については、過去問を分析した、簡潔なレジュメを配布していました。
④石井和人先生の非常識合格法問題集
50問ほどの問題集ですが、キーワードが太字になっており、キーワードを意識して読むことができました。また、石井和人先生の採点経験・指導経験に基づくコメントがとても的確で、どこで差がつくのかもよくわかりました。
4 管理
①藤木先生のレジュメ(TAC)
計算・理論とも、ファイル一冊に入るように過不足なくうまくまとめられたレジュメです。試験委員の文献や、過去問も収録されています。直前期にはアクセスの理論回答例もついてきます。とてもよいレジュメでした。
②日商1級のテキスト(ネットスクール)
受講前の予習に最適のテキストだと思いました。2級の知識を1級に応用させることを意識して書かれています。
5 監査
①成瀬先生の講義(TAC)
話がわかりやすいだけでなく、常に実務をイメージした講義でした。たとえ話もとても的確でした。無料公開講義は、是非おすすめです。租税の理論講義も、わかりやすかったです。
②南先生のレジュメ(TAC)
委員会報告書の内容を、各号ごとに原則として1枚のレジュメにまとめています。もちろん、分量の多いモノについては2枚のこともあります。成瀬先生の講義を聴いていても、受付に言えば、南先生のレジュメをコピーさせてもらえます。
③論文総まとめテキスト(大原)
普段のテキストの内容を簡潔にしたものと、上級答練・応用答練の解答例を収録したテキストです。短時間で見直すのにとても役立ちました。
④監査基準ハンドブック(LEC)
TAC・大原でいう「資料集」のことです。内容はTAC・大原と同じですが、サイズが小さい(ポケットコンパスと同じサイズ)ので持ち運びに便利でした。TAC・大原も、資料集のサイズを小さくして欲しいです。
6 企業法
①論文総まとめテキスト(大原)
講義テキスト附属の問題と解答例、上級答練・応用答練の解答例を収録したテキストです。普通の解答例ですが、講義による補充がとても良かったです。
②阿部太朗先生レジュメ・答練解説(TAC)
答案がとても簡潔です。私は、答案が長くなるタイプなので、阿部太朗先生の答案を目標にしていました。方法論や精神論的な部分についても、ほとんど共感できます。
7 租税法
①論文総まとめテキスト(大原)
短時間で回せそうな量の計算問題と別表四・別表一を意識した計算のまとめがとても良かったです。理論の論証例も直前に見直すには最適な分量でした。
②ポケットコンパス(大原)
サイズが小さいので、いつも持ち運べて便利でした。しかも、内容はきちんと網羅されており、とても充実しています。
③藤木先生のレジュメ(TAC)
ポケットコンパスのTAC版という雰囲気です。ポケットコンパスに比べると例題が掲載されているぶん、分量が多くなっています。
④理論対策テキスト(LEC)
論文試験に必要な判例について、事案と判旨、必要に応じて若干の解説や論証が掲載されていました。
8 民法
①宮内先生のテキスト(TAC)
図解も豊富でわかりやすい、レジュメのようなテキストです。財産法学習に必要な親族相続の知識も的確な場所に書かれており、とても良いテキストだと思います。過去問がきちんと掲載されていないのが欠点です(論点名だけでは意味がない)。
②事例演習(大原)
論点以前の条文知識の事例から、答練で出題されたと思われる事例まで収録した問題集です。過去問の解答例も全問収録されています。事例から考える素材としてとても良いテキストだと思います。
③論文総まとめテキスト(LEC)
全論点の簡潔な論証をまとめた非常に薄いテキストです。典型論点だけでなく、最新判例も網羅されています。論証がとても簡潔です。本当に短時間で見直せます。
④旧司法試験過去問(昭和38年~平成20年)
学者・実務家が合議の上で作った最高の良問です。公認会計士試験の試験委員も、もちろん司法試験の問題くらいはチェックしています。公認会計士試験よりも早くから出題の趣旨を公表しており(平成14年から)、事案分析の仕方を学ぶには最高の素材です。
9 短答対策
一問一答問題集(LEC)
大原の肢別チェックを小さくしたものです。ポケットコンパスのサイズです。財務・企業・監査は1000個の肢が収録されています。大原の肢別チェックもポケットコンパスサイズにしてくれるとありがたいのですが。
10 他の資格試験
(1) 日商簿記検定・全経簿記検定
日商2級は、受講前の独学に最適だと思います。
日商1級も受講前の独学に使えますが、受講後は満点を目指すべきでしょう(現実的には非常に難しいですが。)。全経上級も、日商1級とほぼ同レベルです。なお、日商1級・全経上級合格は、税理士試験の受験資格の一つとされています。
(2) 税務会計検定
マイナーですが、法人税・消費税・所得税について実施されますので、公認会計士試験受験生のための検定試験だと思います。内容自体はそれほど難しくなく、入門期の租税法のモチベーションアップに最適だと思います。公式問題集も英光社から販売されています。私は、3科目とも1級合格しています。全国経理学校協会の試験であり、合格証書には、森喜朗(名誉会長)と麻生太郎(会長)の名前が書かれてあります。
(3) 税理士試験
簿記論・財務諸表論については、かなりメジャーです。大原は、会計士試験受験生のための簿財講座まで用意しています。しかし、短答の一部免除のために受験するのはあまり意味がないと思います。とても良い問題が出題されていると思います。法人税・消費税・所得税も、問題を解くこと自体はとても勉強になるのですが、難しいです。論文の2週間くらい前に行われるため、日程的に厳しいです。
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