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l'Agenda pour le Succes-公認会計士試験合格への課題

2008/01/11(金) 民法のテキスト

はてなブックマークの情報 はてなブックマークに登録 はてなブックマーク数 2008/01/12 25:55 選択科目・民法rouge
 民法にも、基本書はいくらでもありますが、さすがに今は読んでいる暇はありません。
 相対試験という性格上、みんなが基本書を読まないのであれば、基本書は合否に関係はありませんが、基本書を読むことが時間的に負担にならないのであれば、読んだほうがいいことはわかっています。予備校では全然OKな知識・理解であっても、学者にとっては「大学を離れてしまったために身につけてしまった妙な知識と理解」(潮見佳男「基本講義 債権各論〈1〉〈2〉」新世社のはしがき参照)に映ってしまうことがあるようです。
 今回は、予備校のテキストの比較だけにしておきます。

1 TAC
 宮内康浩先生のテキストです。事例や図解も豊富で理解しやすく、暗記すべき部分(論証)も明確になっており、とても使いやすかったです。ただし、論証が長すぎます。自分で短くしないと暗記の負担が増えてしまいます。また、同じ内容だったら、短く簡潔な記述の方が高得点になります。講義で使うことが前提になっていますが、自力でも十分使うことができ、わからないところを、テープで補うようにして使うことも可能です。
 記述は、早稲田大学の近江幸治教授の著書(「民法講義」シリーズ、成文堂)をベースにしているので、昨年までは、試験委員対策もバッチリでした(今年は退任されました)。民法選択者は、試験委員対策の費用対効果も経営学よりもずっと有利です。

 残念なのは、過去問が掲載されていないことです。出題された論点は掲載されているのですが、それでは意味がありません。どのような事案のどのような文言を法律的に評価し、条文にあてはめたうえで論点を抽出するのかが大事なので、問題文そのものが必要なのです。旧司法試験の過去問であれば、入手は容易なのですが、会計士試験の過去問は、入手が容易ではありません。
 それから、問題集のようなものが存在しないことも欠点です。もしかして、答練で十分と考えているのかもしれませんが。

2 大原
 大原では、まだ民法のビデオを見ていないのですが、とりあえずテキストだけはもらってきました。

 大原の民法のテキストは、いわゆる「テキスト」の部分と「事例式演習」という問題集の部分に分かれています。
 テキスト本体については、あまり図解はなく、完全な文字ベースです。講義で補充することが前提かもしれません。
 「事例式演習」は論点にならないような基本的一問一答形式の問題から、答練で出題されそうな問題まで幅広く掲載されています。会計士試験の過去問では、論点にならないような条文の趣旨を問うような問題も出題されているため、論証だけでなく、一問一答の知識もとても重要です。
 その上、会計士試験の過去問問題文(平成7年からすべて)と解答例が掲載されています。とてもよかったのが、事案分析の図解も載っていることです。

 大原の民法の講義を聞くのは短答後になると思いますが、とても楽しみです。