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公認会計士試験に合格するための勉強法 CPA-LAB



マッピング(Mapping

〜自分は今どこにいて、どこに向かおうとしているのか〜

 

 

合格体験記 ルピカの場合

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(合格年度2000年、受験回数 短答2回、論文2回  受験勉強期間 210か月)

 

       自己紹介 

 

     入門期を決定的に失敗する

 

 私は、大学2年の秋から会計士の勉強を始めました。そして、210か月を経て合格することができました。予備校はTAC2年本科コース(通信)入門期→TAC 2年本科コース(通学)上級期→LEC上級本科コース(上級2回目)という感じです。

本当はTAC2年本科終了後に大学4年で合格したかったのですが、それは成らず、LECにお世話になることになりました。それは、入門期を決定的に失敗したことが原因です。大学が忙しいところだったので、授業や研究会、グループワーク等がありましたし、サークル(学生団体)もあり、バイトも2つやっていて…。疲れ果ててとりあえず机に向かってるだけでした。っていうか、入門期に勉強らしい勉強をした記憶があまりないのです。通信だったのですが、テープをこなすといった感じで、通学中に眠りながらでも歩きながらでも聞けばそれでOKだと思っていました…。さらに今だから言えるのですが、簿記、原計でパワーアップ問題という総合問題があったのですが、これを1回も解いていないまま入門期を終えて8月ぐらいに一気に解いたり、全ての科目にわたって答練等を提出した時が23回しかない始末でした。

そんな中、ちょうど上級に入る前に「このまま会計士の勉強を続けるべきか」でかなり悩みました。99年には絶対受からないだろうし…。そこで、私はちょうどHPを開設されていたLECの渡辺先生にメールを送り、相談しました(先生、どうもありがとうございました!)。過程は省略しますが、1週間ぐらい考えて、卒業後無職で勉強することを覚悟の上、勉強を継続する(はじめるに近い)ことにしました。

 

■ 予備校をLECに変える

 

さて、案の定99年(99年合格目標では結構勉強しましたけど)は短答をぎりぎり突破したものの、Cランクで不合格でしたが、2000年には受かるだろうっていう楽観的な希望が生まれました。ホントはあまり自信なかったけど…。ただ、予備校はTACではまずい!と思い、LECに変えました。その理由ですが、まず計算科目で一気に貯金して理論はそこそこという雰囲気についていけなかったこと、次にカリキュラムが計算がある程度できている人に対してさらに1歩進んだ問題等を提供していると思ったこと、最後に人が多すぎて自習室の席取りにムダな時間がかかったことがあります(水道橋にて)。一方、LECは理論科目(財表、商法)を重視しており、計算は平均+αで良いというスタンスだったので自分にあっていましたし、早朝答練等も基本的なところから始まり何と言っても解説時間が1時間と多かったようですし(実際は1時間を軽く超えていましたけど。質も各科目ともすごい良かったと思います。)、人数も適度な感じで自習室も8:20ぐらい〜空くので、どんなに混んでいるときでも9:30ぐらいに行けば空いているのがよかったです。但し、予備校は個人的な向き不向きがありますから、ご参考までに。今ではインターネットを利用すれば、結構客観的なアドバイスを得られると思います。でも、自分で考えていると思う人に限られると思うけど。

 

       基本的スタンス

 

     受験勉強はベクトルだ!

 

これは昔、高校か大学受験の時に誰かから聞いたのですが、受験勉強はベクトルだそうです。つまり、A地点(現状)からB地点(合格)までに辿りつくまでには、ベクトルの長さと方向の2要素が重要となる。ここで、長さとは個人の「モティベーション」から来る勉強量や集中力等で、方向は勉強の「戦略」、つまりは勉強方法やテキスト、受験生活の過ごし方等です。

この2要素のどっちかが欠けても、まずいと思います。例えば、戦略がないと変な遠回りをしてしまします。モティベーションはあっても、合格する年が伸びるとか。

 

     「落とし込む」という発想

 

モティベーションは個人の問題なので、色々あると思います。社会的正義でも、独立の武器でも何でもいいと思います。昔、大学受験の時「女の子にもてそうだから、慶応を目指す」という人がいましたが…。問題はホントに心からそう思えるかどうか、つまりモティベーションの深さです。ですので、基本的に種類は何でもいいと思います。

次に、戦略です。これもまた個人的な差異が当然ありますが、ただ短期的に目標に合理的に達成するためには、PurposeからTaskに落とし込むというアプローチが非常に有効になると考えます。スポックさんが「過去問答練」を薦めるのも、ここにありますよね?私は、99年の本試験を受験したので答練ではなかったですけど…。

例えば、合格するためには、このぐらいの点数が必要だ→そのためには?→簿記で120点から140点を取りつづける力が必要だ→そのためには?→○○○○をやる→デッドライン(Dead-line)は?→7月末までに、このぐらい→5月末ぐらいまでにこのぐらい→………と大体でいいからイメージして、日々の勉強を全体的にマッピング(Mapping)するんです。こうすると変にあせらないで済みますしね。

ですので、私は予備校のカリキュラムをこなしさえすれば合格レベルに達するんだ!という考え方には反対です。はっきり言って予備校のカリキュラムは、予備校・受験生双方にとってリスクヘッジ的な部分が多くあり、その出題可能性を考えると、とりあえずこなすといった発想はあまり合理的でないと思います。

よくネット上の様々な掲示板や友達からの情報では、「あの予備校のあの先生がいい」だとか、「あの答練や授業がいい」とか、色々な情報が氾濫しています。が、合格という最終目標(ホントはスタートだけど)を達成するためのToolという観点から、そういった情報をよく考えてみることが必要だと思います。その際、「過去問答練」や「過去問読解」をするなりして、自分なりに本試験の問題をイメージする必要があるのでは。そうすると、結局大差ないという結論に落ちつくのですが。いや、そもそも複数の予備校・講師・授業・答練を比較できるようになっちゃいけない。分かりすぎるぐらい分かっているとは思うけど。

さて、「落とし込む」というアプローチとやや関連があるかもしれないのですが、私の答練・模試の成績は滅茶苦茶です(添付のExelファイル参照)。これは単純にバカだったというだけだったのですが、弁解させて頂くと答練でいい成績を取るためより、合格のためのマッピングを重視した結果です。もちろん答練・模試でもいい成績を取りたいという誘惑があったのですが…。あまり答練・模試をランドマークにした勉強、例えば答練の範囲に合わせた勉強、始まる前にチラッと問題を見る・事前にまわりに聞く!(論外ですね)等はまったくしませんでした。答練と本試験は結構違うというのは、99年の本試験を受けて、また過去問を読む過程で、めちゃくちゃ、認識してましたし。

 

     授業は理解の場である

 

授業では、その内容を理解することに専念したつもりです。というのは、その後理解のために時間を使うチャンスがないですし、やろうとすると結構なコストがかかるからです。だから、授業では大体ですけど、授業内容が理解できるまで教室を離れませんたし(自習室確保後ですけど)、考えてもわからないことは講師の方に質問して、その場で疑問点を解消させました。かといって、あまり質問はしなかったですけど。

あと付け加えると、授業中考えることに時間を使う方がいらっしゃるようですが、入門上がりの人とかは授業でもわからないことがかなり発生すると思われるので、「分からないマーク」をつけて後で考えるというスタンスがよろしいかと思います。そうしないと、授業全体が犠牲になって、もう1回テープ等で聞きなおすという恐ろしくムダな事態に追いこまれるからです。

 

     構造化 → 60分×1回より、10分×6回!

 

さて、授業で理解が大方完了したと仮定すると、次は暗記のフェーズです。但し、最初から結構深くまで理解できていると、自然と暗記でいている場合がありますね。まあ、それはいいとして暗記は暗記事項を構造化してから、何回も繰り返すことが大事だと思います。同じ時間だったら、60分×1回より、10分×6回!が鉄則だと思います。確か科学的根拠があったような。まっ、経験的にもそうですよね。

ただ、構造化するというのが暗記のポイントです。例えば商法の問題集を1分×10回=10分読んだとしても、その日の夜には忘れていますよね。でも構造化していれば、そうはならないんじゃないでしょうか?ちなみに、商法では論点を構造化したものが、長瀬先生の図解テキストだと私は思います。

暗記のToolなのですが、私はいらない紙の裏側を使ってました。答練とかの。いつも裏紙を束のようにもっていて、勉強する過程で暗記すべき事項があったら、なるべくチャートにしたり、図や絵にしてみたりして、紙に書くんです。字やレイアウトにはまったくこだわらないで。それで、その後1週間ぐらいはそれを持っていて、「大体、覚えたな」と思えたら、くしゃくしゃに丸めてごみ箱に放り投げてやりました。今、考えると、とっておけば良かったかな?まっ、それを繰り返していくと、紙に書いたことが頭の中にイメージできるようになったりするんです。もちろん完全Versionではないけど。

 

     短答の勉強は少しずつやる

 

多くの方は、45月ぐらいから一気にやると思います。でも、私は1月ぐらいから少しずつペースを上げていくという感じでした。というのは、短答に底知れぬ不安を感じていたからです。毎年ある程度できる人が飲みこまれる試験なので。だから、私は人より早くスタートを切っておくのがよいと思って、早くから短答対策をすることにしました。

といっても、99年にも短答はパスしていて、また、計算については基本的に普段の論文対策でいいので、やることといったら普段受けていた短答答練や早朝や2時間答練の短答対策用の問題だけなんですが。それも利用法としては、答練を受ける→その日のうちに復習→間違えたところをチェックしておく→後日もう一度というようにいたってシンプルです。ただ、TACの短答答練は非常に細かすぎ、っていうか試験委員論点とかを入れすぎで特に入門上がりの方等をミスリードする問題が多かったと思います、今考えると。その点、LECの場合、いたってオーソドックスな出題だったと思います。

しかしながら、1月ぐらいから短答対策に特化する方はいらっしゃらないと思います。当然ですが…。私は、90分でワンセットの勉強スタイルを取っていたのですが、最初は15分ぐらいで短答の問題を解くところから始まって(勉強に飽きた時には短答の問題はいいです!)、4月のTAC全答練が終了した後は、60分ぐらいになって、短答前の1週間ぐらい前から、90分全部を短答対策にもっていきました。最後の1週間ぐらいは委員会報告書、法規集、条文等を通読して網羅性を高めました。

と、こんな感じで短答対策をやっていたのですが、こうすることによって、短答前でも論文対策を適度にやれたので良かったです。特に経済・経営の選択科目も1週間を除いて途切れなく勉強できたので。

 

       各科目別の勉強について

 

     簿記

 

 最終目標は何回受けても、本試験で平均点+αを取れる力を身につけることでした。今年だったら、おそらく130140点ぐらいだと思います。(自己採点140点ぐらい)

 

この科目は95%ぐらいLECにお世話になりました。やったこといえば、極めてオーソドックスで、上級基礎計算以外のすべてです。ただ、簿記の基礎的なことができていなかったことから初期の答練は平均点割れが結構ありました。ただ、早朝答練や2時間答練も直前期になってくると、結構安定的に点数がとれ、ちらほらと成績優秀者に名前が載るようになりました。

勉強法についてなのですが、私は同じ問題は2回やるのが限度でした(あまりにやばいのは34回とやってましたけど)。繰り返し同じ問題をやると、解けることと覚えることがごっちゃになってしまうので。そのため、1回目解いた時に丸つけをして、誤答個所及びその原因をレジュメの裏(LECの場合、白紙ですので)に書いておきました。その際、論点を知らなかった場合は赤で、ケアレスミスは青で記入することで、復習をしやすいようにしておきました。

このようにしておくと、復習がかなりスピーディーにできるようになります。具体的には、机の上に問題を3枚ぐらい広げて、目だけを動かして頭の中だけで問題を解くんです。Image Trainingってやつですかね?それで、仕上げにレジュメの裏に記入してあるミスポイントに目を通す。それでこの問題、あがりっていう感じです。なお、戸原先生が冬休み等に「まとめ解き」を薦められますが、私の場合、簿記だけにそんなに時間をかける余裕というか戦略はなかったので、上記の方法でスピーディーに「まとめ解き」ができるようにしました。具体的には、90分で56問ぐらいはいけますよ、かなり疲れますが…。

そして、直前期等は初見の問題が不足するので、勘を維持するためにTACのドクターを4問ぐらい拝借して、解きました、2時間で。

 

     原計

 

 最終目標は何回受けても、本試験で平均点+αを取れる力を身につけることでした。今年だったら、おそらく130140点ぐらいだと思います。(自己採点130点ぐらい)

 

この科目は基本的に簿記と同様に勉強していましたが、特徴としては問題の構造が読めないと一気に点数を失うRiskがあるということ、理論の重要性が高いことがあると思います。ですので、それに応じて、ちょっと修正しました。

具体的には、大体簿記の場合と同じなんですが、原計の場合、答練の細かいところまでは気にせずに、大枠を掴んで答練の問題の中にある、物の流れや原価の流れを把握することに重点をおきました(と言っても、かなり恣意的にですが)。また、5月ぐらい?から99年合格目標と00年合格目標のTACドクターをやって、初見の問題にもスムーズに対応できるようにしました。但し、ドクターの問題は1度やって捨てました。

それと、理論なんですが、LECの場合、理論を集中的に教える授業が一部の論点しかないので、早朝答練で勉強することになるのですが、その結果、早朝答練がいい理論問題集になったと思います。早朝答練は1回自分がやった問題だから、導入がスムーズにいきますし、適度な問題量なので良かったと思います。但し、変に細かいところがあったことは指摘しておきます。

 そういや、庄司先生はダメだという方が結構いらっしゃるようですが、基本から合格レベルに引き上げてくれるという感じの授業で、私はいいと思います。質問にも丁寧に答えていただけますし。ただ、彼の作る問題が妙に親切なので(性格からかな?例えば標準だったら、最初に標準原価のデータがあって…実際原価のデータがあって…とか)、意地悪なTACドクター等で問題演習を何題かやりました。でも、LECでやったところだったら、ほとんど点数が取れました。ですので、実力養成に寄与したという感じはしません。

 

     経済

 

 最終目標は何回受けても、本試験で平均点+αを取れる力を身につけることでした。今年だったら、おそらく130140点ぐらいだと思います。(自己採点130点ぐらい)

 

この科目は結構、Keyになってくると思います、経済選択者の場合。というのは、もし素点で採点されていれば民法の方に差をつける絶好のチャンスになりますし、経済は選択科目からか、あまり勉強できない方が結構いると思うからです。しかも、巷で言われているようなRiskyな科目でもないですし。計算ミスさえ気をつければ、きちんと全範囲にわたって勉強していた方は本試験で、相応の点数を取れると思います。この点では、民法の方がRiskyだと思います、聞く限りでは。論点が見つからないっていうのがあるらしいですからね。

 使った授業、答練等については、99年合格目標である程度Inputはやっていたので、TACアクセスを2年分やりました。各年で同じ領域でも違ったアプローチから出題されているので、2年分やれば結構な問題演習になると思います。そして、分からないところはテキストや基本書を辞書的に使用してチェックする。また、簿記・原計と同様に初見の問題に対する勘を維持するために、直前期等はTAC2時間答練をやりました。なおLECは個人的に平澤先生が合わなかったので、一切無視しました。

 

     財表

 

 最終目標は何回受けても、本試験で平均点を取れる力を身につけることでした。今年だったら、おそらく100点ぐらいだと思います。(自己採点80点ぐらい)

 

この科目はよく分かりません。野坂先生の言うとおりに勉強していたつもりで、答練等も波はありましたがそれなりの点数を取れたので、まあ安心だと思っていたのですが…。本試験では、あまりできませんでした。もしかしたら足きりもあると思っていましたし。

すいませんが、他の人のを参考にして下さい。ただ、野坂先生の答練の場合、あまり暗記しなくても、連続性やポジションとかに気をつければいい点数が取れるのですが、本試験では連続性とかとは無縁の答案しか思いつかないことがあるので(今年の第4問とか!!!)、暗記すべき事柄は暗記するというスタンスを持っていた方がよろしいかと。

ただ、野坂先生は答案作成技術をきちんと体系化されており、かつ、普段の答練でもそれを点数に反映されているという点が非常に良いと思います。思うに、普段の答練では共通のバックグラウンドがある人が採点されるようなので、少々ヘンテコリンな文章でも「テキストや問題集のあの部分のことを覚えて書いているんだな。よしよし、よく勉強しているな!」という風にして割と点数がついてしまうような気がします(補習所で採点しているという人もいるそうですし…)。

だけど、本試験で採点する試験委員は共通のバックグラウンドといっても、問題集やテキスト等が基礎にあるわけでないので、普段の答練よりも相対的に答案作成技術が求められるんじゃないでしょうか。まあ、よく言われるように試験委員サイドに立って、読みやすい文章を書くということで、それは学者にとっては答案作成技術を駆使した論理的で丁寧な字(きれいな字と=ではない!)で書かれた文章ということになるのだと思います。この試験、今まで小論文のようなものをしっかりと勉強した経験がない受験生の方が多いと思うので、割とこうしたことが重要になってくると思います。まあ総じて、野坂先生の答案作成技術は理論科目全般にわたってかなり役立ったと感じます。

 

     商法

 

 最終目標は何回受けても、本試験で貯金できる力を身につけることでした。今年だったら、おそらく110130点ぐらいだと思います。(自己採点120点ぐらい)

 

この科目はLECの独断場ですね。LECについて悪く言う人は聞いたことはないです。それ程、確立されたある程度普遍的な方法なんでしょうね。

基本的に問題集や答練を利用して、パターンを覚える人と図解テキストを利用して、論点をイメージ化する人の2種類の方がいらっしゃると思うのですが。もちろんある程度、組み合わせるだろうけど。私は後者でした。つまり、普段は(特に上級基礎期は問題集の方は答練前に読む程度でした)、図解テキストをイメージできるか?だけでした。これは、長瀬先生が授業中によく仰っていたことなんですが、電車の中等で図解をイメージするんです。例えば、代表訴訟。定義、趣旨、性質、準用、範囲(時期、原因)、…とイメージして必要に応じて、あたかもディレクトリー構造のように展開していくんです。定義だったら、ディレクトリーを開いて「代表訴訟とは、株主が会社のために会社に代わって…」というように。答案構成を視野に入れると、のっぺらぼうな知識よりはディレクトリー構造を持っていた方がいいんですよね。なぜなら、その方が本試験を想定して検索が早くなるからです。代表訴訟で言えば、濫訴防止措置や判決の効果等について聞いていなければ、その部分は最初から捨てて、定義、趣旨、性質、準用、範囲(時期、原因)だけをPick upして展開させるといった具合で。

そして、思い出せれば、とりあえず復習完了といった感じで。授業がつまっている時なんかは、かなり効率的な復習方法だ思いました(私は本当に忙しい時は、歩きながら図解をイメージして、分からなかったらホームや信号で立ち止まって図解テキストをチェックするなんてこともやっていました)。

そして、4月あたりからは、模試等もあるので、問題集を中心にやりました。但し、問題を読む→図解テキストの該当ページを思い出す→図解をイメージする→その問題に必要な材料をPick upする=いらないのは捨てる→いるものの中から、答案構成をしてみるといったプロセスで問題集を「読んでいただけ」なので、決して覚えるために利用していたのではありません。

そもそも、本試験ではLECの答練にように問題集に載っているけれどもちょっとひねった問題がでるので、問題集を暗記すると、無意識のうちに既存の知識パターンとシンクロさせて、恣意的な答案を書いてしまうことにつながりかねません。問題集や答練の暗記は短期的には点数が上がると思いますが、やがて頭うちになって、本試験の傾向が変われば「書けない」Riskさえありますよ。その点、LECは答練も授業に劣らず良かったです。

 ただ、残念なのは早朝答練で森村先生の笑いのセンスが見られなかったことです!

 

     監査

 

 最終目標は何回受けても、本試験で平均点+αを取れる力を身につけることでした。今年だったら、おそらく110130点ぐらいだと思います。(自己採点120点ぐらい)

 

本試験をみると、監査に要求されるのは「正確性」と「スピード」だと思います。よって、必要最低限の資料をなるべく正確に頭の中に入れ、スピーディーにアウトプットできることが大事だと思います。ただ、正確に(文章の構造とかまで)覚える必要があるのは、委員会報告書等の公文書に載っていたりして、みんなが当然にそっくりそのまま書いてくると思われる定義だけですけど。あとは、keywordをおさえていれば、適当に加工できますし。むしろ、本試験では、問題集から出題される普段の答練と違い、バックグラウンドの異なる学者や実務家が出題しているので、あまりに細かいところまで暗記してしまうと、ピントのずれた答案を作成してしまいがちになると思います。

普段使った教材は、LECの問題集です。っていうか、何で分冊にしちゃうんだ?と思うんですが、非常に使いにくい!これらの問題集は、テキストの文章に問題をくっつけたという感じなんで、授業の時から問題集を使って、いろいろな書きこみをして、さらに答練で問題集に載っていないものがあったら、CopyPasteして問題集に情報を一元化させていました。そして、あとはこの問題集を大体90分間で810問ぐらいのペースで、本試験を想定して、つまり、紙に下書することができず、頭の中で下書せざるを得ない状況を想定して、何回も本試験まで繰り返すのみでした。あとは答練ですけど、前述したようにほとんど問題集(=テキスト)から出題されるので、結果的に問題集に情報を一元化するという前提で、答練は受けっぱなしでした。

 

     経営

 

 最終目標は何回受けても、本試験で貯金できる力を身につけることでした。今年だったら、おそらく110120点ぐらいだと思います。(自己採点120点ぐらい)

 

この科目は、守りの科目として有名ですが、私は貯金科目にしようとしました。それは、単にビジネス書や日経新聞を大学に入ってから読むようになり、Management(経営学じゃない)に興味があったからです。そのため、楽しく勉強できると思いました。

本試験では、一部の学者が自分しか考えつかないような、ヘンテコリンな問題を出題するように、試験委員色が割と強い科目です。実際問題、試験委員対策を完全にやるのは無理だと思いますが、かなり広く浅くやれば、本試験では相対的に人に差をつけれると考えました。だから、なるべく手を広げて、とりあえず知らない論点はないと言う状況を作り出すんです。かなり変わっていると思いますが。

使った教材は、本当は試験委員の著書がいいと思うのですが、あれらを読んだだけでは、試験で使える知識にならないと考え、問題集を探していたところ、ICOの問題集(3冊でかなり分厚くなる)に出会い、それをひたすら何回もやるといった感じでした。この問題集は誤字脱字が多く、段落設定が不適切だ思うものの、内容自体は結構いいと思います。著者の実力がはっきりと出ていて、また一般的な論点と試験委員の論点とのつながりについての言及が多く、時々はっとさせられたものです。

なおLECの授業は本当に基本的なところだけしかやっていなかったので、また問題集を配るタイミングが非常に遅かったので、また講師の実力というか理解を疑う場面があったので、途中から抜けました。ただ、答練は書く練習のためにもほとんど全て受けていました。

付け加えると、勉強という感じではないですが、日経は毎日読んでいましたし、あとは”Diamond Harvard Business Review”を隔月で読んでいました(ちなみに、これは10月から月刊になりました、ダイヤモンド社の回し者ではないですけどね!)

       最後に

本試験を受けて、何気に気付いたことがあります。

1に、番号と財務局の記入についてです。これは、試験が終わってから「ホントに書いたっけ?」と不安になってしまうことがあるので、答練をやるときから何らかのルールを作って実践しておくと良いと思います。私の場合、番号と財務局を書く→問題用紙や解答用紙を切ったりする→問題用紙と解答用紙の問題番号をチェックする(特に商法は間違えると…)→解く→最後に「止め!」の合図から回収までの間にもう一度、チェックするといった具合でした。

2に、商法の付箋です。問題によっては、条文をひきやすいようにするために付箋が欲しいと思うことがあります。しかしながら、付箋の持ちこみは禁止されているので、ルールを守って付箋の持ちこみをしない又は条文を勝手に折り曲げないという方だったら、合法的に下書用紙を使って、その場で付箋を作成すれば良いと思います。私はそうしました。

3にタクシーの利用です。私は水道橋のLECにロッカーがあったので、本試験の時は早稲田から水道橋までタクシーを利用していました(約2,000円ぐらい)、帰りだけですけど。高いようにも思えますが、1年に4日しかないので、混雑する道や地下鉄の駅を通らず、また重い荷物を持たず、颯爽と試験場を去るというのもいいと思いませんか?割り勘すれば、さらに安くなるし。

最後にこの試験、大学受験と比べて年1回のチャンスしかありませんし、受験生のレベルも高いです。ですので、単純に根性論でがんばるというだけの方は、長引いてしまうのでは?と思います。それよりは、クールな頭で戦略を考え、熱いハートを実行する人が有利になると思います。要は、自分にフィットした戦略を見つけ、それを実行できるか?かがKeyになる。こうやって書くのは、非常に簡単ですが…。

決して、予備校のカリキュラムを言われるがままにこなしさえすれば、合格できると考えない方がよろしいかと。繰り返しになりますが、「今自分がどこにいて、どこに向かおうとしているのか」を折をみて考えて、もし違う方向に向かっているならば修正したり、歩く距離が少なかったら適度に増やしてみたり、走りすぎて息がきれたら少々周りの景色を見て体や心を休めたり。こういった事ができるように、正確じゃなくてもいいからマップを持つ(そういや、ドラクエ7をやったんですが、「ふしぎなちず」がないと大変ですね!)。それでは、Take it easy!!!

 

P.s. 偉そうな文章ですが、すいません。自分の考えを正直に書いてみたつもりです。

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