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2004合格体験記 その5(本試験Review) 
by purple
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   〜目次〜
第一章 はじめに
第二章 プロフィール
第三章 勉強法総論

第四章 科目別勉強法  
第五章 勉強の軌跡  

第六章 本試験review   ← 今回はこの章の前半です。

(スポック注:以下は その6〜で、また後ほど)

第七章 受験後〜就職まで
 付録1 短答答練の成績
 付録2 論文答練の成績


第六章 本試験review

 この章では04年度の論文式本試験を受験した時の私の出来具合を科目ごとに記しています。これを書いた時期は本試験直後ではなく主に12月であるため、記憶違いということもあるかもしれませんので、そのことをご承知の上で読んでください。一応本試験受験の時の私の下書きがある部分はそれを参考に書いていますので、信憑性の高い部分もあるとは思いますが。


<簿記>

まず、解いた時間ですが、第一問65分第2問55分くらいで解いたと思います。ご存知の通り今年は問題量が多く、最後まで解けませんでした(´Д‘;)
簿記は時間がないくせに自己採点できるように問題用紙に自分が書いた解答を書き込んでいましたので、正確な結果がお伝えできます。

点数は第1問が62点第2問が61点で合計123点でした。(大原予備校の模範解答に基づく)

第1問の正解の解答番号は1.2.4.6.8.9.13.14.15.18.19.20.22.23.24.26.29.30.31.32.33.34.36.37.38.43.44.45.46.47.50.の31個です。
第二問の正解番号は2.4.7.10.11.12.14.15.17.18.19.20.21.23.25.26.27.30.31.32.33.34.35.36.37.38.39.40.41.42.43.45.46.48.54.55.58.59.60.です。

第2問は4つの解答欄に分かれていますが、上から順に×1、×2、×2、×3点として計算しています。
第2問の連結キャッシュは時間が足りず、商品周りは捨てました。というか勝手に時間がきてしまっただけなんですけどね(´Д‘;)

 今年の簿記は時間との勝負という感じでした。量が多く、取れるところから取っていくことができたかどうかで点数が決まったのではないでしょうか。また、逆に解答欄がたくさんあり、簡単な問題も多かったですので、難しい論点が分からなくても合格点が取れるようになっていたと思います。試験が終わった後は周りの人ほどは出来ていないなという感想だったのですが、6割取れればそこそこの点数だということを知って安心しました。ただ、予備校でボーダーは80〜90点とか発表されていましたが、ボーダーって全科目ボーダーを取っていれば合格者の最低点になるという点数ですよね?とすれば、70点台の人や80点台の人がもっと多くいてもいいような感じだったのですが、私の周りはそんな人はあまりいませんでした。150点越えや130越えはいましたが。よって本当のボーダーは90〜100点くらいではなかったかと思います。まぁどっちでもいい話なのですが。


<原価計算>

 今年は基本的な問題と捨てるべき問題が結構はっきり分かれていたような気がしました。
品質原価を切って、残りの3分野でしっかり点数を取ることができればよかったのですが、私は取るべきABCをほぼ全て落としてしましました。データが多くて、どのデータを使って計算してよいのか分からなかったからです。本試験の原計が終わった後友達と話しているとABCは簡単だと言っていたので家に帰ってやってみるととても簡単に出来てヘコみました。。
結果、原計ではボーダーを少し上回る程度しか点数を取れませんでした。以下、各問ごとに見ていこうと思います。


第5問

問題1
問1、これは書けました。インプット法を指摘してちょっと説明すれば終わり。超過材料出庫表を作成するのは実際生産量が確定していない時期に標準原価を算定するインプット法ですので。

問2.これも書けました。差異の把握方法の違いか帳簿記入の違いかを分けて書くだけですし。パーシャルがアウトプットに適合するとかも書きました。

問3.これは△ですかね。材料や労働用役の別ごとに標準使用量が決定していること、のような感じで書いたと思います。

問4.(1)これは全部○でした。不良品差異だけ出して標準原価差異は貸借差額で出しました。合っている自信はなかったですが。
(2)これも○。この時点で(1)も合っているなと思うことができました。合計が一致したので。
(3)ここまでくればこれも○。無難に問題1を終えることができました。35分ほどかかってしまいましたが。

問題2
問1.これは簡単。○
問2.これは減価償却を含め忘れた人もいたようですが、それはわかりました。でも、販売固定費まで製造固定費と間違えて製造原価に含めてしまい、残念ながら×でした。
問3.これは問2のような心配もなく○
問4.これは資本コストをいくら引くか、またどの年度で引くかを迷いましたが、この解答の割引現在価値が問1の正味現在価値と一致するだろうなと思って解いていき、2,3通り答えを用意するとその中に見事一致するのがあったので、これで合っているだろうと思い解答して○
問5.○
問6.○このあたりは基本問題。問1と問4の問題の関係性からもハ以外ありえないし。

こんな感じで第5問は80点前後はあると思います。
問2で8点くらい減ったのが痛かったですが。

第6問

こちらはぼろぼろでした(´Д‘;)
問1.このABCが一番簡単といわれるほどの問題だったのですが、まず旧来方式からやるも表の読み取りができず、断念。直接材料費と直接労務費だけ埋めた。新原価計算方式は試験後にやるととても簡単にできたが、試験中は表の読み取りだるいと思ってしまい、こちらも断念。直接材料費と労務費だけ埋める。
問2.△。基準操業度や予定作業時間が必要とは書いたと思う。他はそれほどしっかり書けていないハズ。。
問3.△〜×簡便だからという趣旨で書いた気がする。ABCはめんどくさいよね〜みたいな(´Д‘;)
問4.△。大体の意味は合っているが、正確性に欠けるといったところ。ここはみんなが書けそうな場所なので、正確に書かないといけないところなのに・・。収益性に関するデータが分かることや細かな原価分析によって原価管理や意思決定に有用なデータを入手できるとか。ありきたりのことだけ。とにかく書く量多くて大変。。

問題2.
問1.ここは解こうとがんばったが、答えを3〜8月分と9〜11月分と書いて×。よくわかりませんでした(´Д‘;)
問2.白紙です〜×
問3.評価コストと予防コストだけ○。他は×。仕損品原価出すのが面倒だと思ってやめました。

第6問は合計で25点くらいですかねぇ(´Д‘;)で、原計は105点くらいという自己採点でした。


<財務諸表論>

第3問

問1.(1)これは大体書けました。資本取引の定義を何パターンかあるうちのどちらにするか迷いましたが、04年から新しくなったTACの定義を使うことにしました。で、資本・損益取引区分原則なので、適正な期間損益計算のためという理由を適当に膨らましながら書いていきました。TACの論点集の問題でも似たような問題があったような気がします。

(2)これは、(1)と関連した問題です。(1)で資本取引の定義をどうするかで答えが変わってくるので。でも今年のTACの定義にあわせて書くことにしました。よって資本取引にあたることにしました。でも「資本会計と損益会計の概念を用いて」という部分はあまり書けていなかったです。なので△。

(3)これは試験の前の休み時間に友達と話をしていたところで、TACの論文マトメテキストを見ていたばかりだったので、割とラクに書けました。この論点は個人的にはまだ出るのは早いだろうと思い、試験の日までほんとにマトモに勉強してなかったです。試験30分前くらいに見ておいてよかったです。両者の違いを挙げつつ、職務執行の対価として同様の性格を持っているので、費用処理、という流れで書きました。でも最後の「資本取引を株主持分についての株主との取引に限定する」ってのは全く書けずでした。同じ性格という部分を書けただけでもよかったと思いました。

問2.
(1)これは典型論点ですね。TACのテキストか法規集か忘れましたが、どちらかに載っていたような気がします。米国では新株の取引と一体とみて資本取引になるため払込資本から控除するが、我が国では一体とは考えないため、資本取引には該当せず、損益取引として処理され、費用収益対応原則から繰延資産として処理されるというような感じで書きました。だいたい○だと思います。
(2)これは何を書けばいいのかよくわからなかったです。公示して知らせるのは簡単にわかるとして、それ以外に何を要求されている問題なのかが分からなかったのです。我が国の連結F/sと内容や金額が異なるので、利害関係者の財務諸表の比較可能性が損なわれるので、注記や附属明細表などによってどの部分の内容や金額が異なっているか、また、我が国の会計基準で作成した場合にはどのような内容および金額になるかを利害関係者に開示することが必要である。みたいに書いたような気がします。開示という内容を適当に膨らましただけですね。。


第4問

問1
これも基本的な問題です。でも基本的な問題ほど、論述の精度で差がつくので、集中して書かないとだめなんですよね〜。これは認める説は繰延資産ですね。支出の効果が将来に発現するので、費用収益対応の原則から一時の費用にせず、将来獲得した収益と対応させて費用計上させるために、経過的にBS上資産とすべき、という感じで、資産計上認めない説は法規集に載っているように書きました。すなわち、将来の効果発現は不確実なので、全額資産ムリ。要件満たせば資産計上OKにしてもその要件設定がムリ。抽象的要件設定だと逆に比較可能性損なう。よって、比較可能性の観点から全額費用処理すべし、という感じで。大体○と思います。
でもこの問題での費用処理は比較可能性の観点より、という理由だけでは不十分なのですよね。つまり、全額費用処理をしても、研究開発費には将来収益を獲得する効果を有するものも当然ながらあるわけで、その部分を資産としないため、企業間の比較可能性は損なわれているんですよね。企業によって、将来収益獲得に結びつく研究開発費の割合が異なるのに、一律費用処理してしまうので。よって、この問題はつまり、一律費用処理することで損なわれる比較可能性と、資産計上を認めることによって損なわれる比較可能性を比べて、後者の方が大きいため、一律費用処理をすることになったというわけです。まぁ知ってるかもしれませんが一応^^

問2.これは問題を見て「しまった」と思いましたねー。資産負債法と繰延法の定義が曖昧だったためです(´Д‘;)
でも一応友人と財表前の昼休みに「繰延法と資産負債法の定義書かんとあかんようになったらどないする?」とか話していて、軽く定義を確認していたので、一応なんとかウソを書かない程度には定義は書けましたが。でもやはり一言一句というわけには到底いかず、マズイと思いながら書いていました。
で、繰延法の問題点ですが、繰延税金資産が前払い税金ではないことを軽く説明し、そのため、この場合の繰延税金資産は将来の企業のCF獲得能力を表さず、資産負債中心観の観点から望ましくないというようなことを書きました。

第4問は全て徳賀委員が作成しているなーと問題を見て思ったので、資産負債中心観の観点を含めようと思っていました。でも財表はここまで書いた時点で残り15分くらいだったので、残りの問題はかなり焦って書いていました。

問4.先にこの問題からやりました。問3より書きやすそうだったので。この問題は引当金について分かっていれば書けた問題です。引当金は費用収益対応の原則から当期の収益と対応する費用が未だ発生していなくてもそれを当期の費用として認識するものであり、本問の場合は未だGPSを設置していないので、GPS設置により機会の利用効率の高まりは未だなく、それゆえGPS設置による収益獲得はないので、GPS設置費用を見越し計上することはできず、引当金に計上することは認められない。本問の引当金計上は単に利益留保を目的としたものであり、この会計処理は不適当であり、利益積み立て等の方法によって処理すべきである。という感じで書きました。利用効率を高めるから将来の収益獲得の増加にGPS設置費用は貢献するということは書けませんでした。
とりあえず時間がない中解答欄を埋めることで精一杯でした(ノ_.。)

問3.のこり5,6分でした。これは周りの中で一人だけへんなことを書いてしまった問題でした。答えを見れば実現の2要件を膨らませる感じだったのですが、そこまで実現主義を前面に出すことができませんでした。在庫売上が認められるためには、客観性と確実性が必要である。そのため、相手先との契約済みであることを証明できることや、代金の受領が済んでいることや、倉庫に他の在庫と区別して、売上分として客観的に分離された状態で保管されていることなどが必要である、という感じで書きました。最後の分離の問題ですが、民法の取立債務の時の不特定物の特定の時期の論点を元に書きました。半分ウケ狙いでしたが、時間もないし書いてしまえ〜と思って書きました。案の上、試験後の周りとの談話では大爆笑されました(笑)



<経営学>

第11問

問題1
問1.ナレッジ出ましたね〜。奥村委員ですね。
@多重利用が可能であること
A規模の大小によって価値の大小が決定されないこと
と書きました。Aが微妙ですかね。奥村委員の著書では「マイクロソフト社はGMと比べて圧倒的に少ない人員でより高い付加価値を創出している」というような内容の文章があったように思って書いたのですが。。
まぁ@○A△〜○ですかね。。

問2.「組織内で知識創造を活発化させるには組織内でイノベーションを創出することが必要である。すなわち、ネットワーク組織などの風通しのよい組織にして、組織内の活発なコミュニケーションを生み出し、また失敗を恐れないチャレンジングな組織風土を作り出すことで創発的行動を促すことで知識創造を活発化させるのである。」という感じで書いたと思います。一応本試験の下書きがあったのでそれを見て上の文を書きました。まぁ△くらいですか。

問3.「こうした現象の優れた点は、高度な知識を宿した個人も労働移動によって企業を出て行くことがあるので、外部から時間をかけずにそうしたプロフェッショナルを企業の自組織にとり入れることができる点。逆に欠点は、長い時間をかけて自組織で育成した経営者や従業員が外部企業に流出するおそれがあること。また、一つの組織に留まって仕事をしないと、組織に慣れるのに時間がかかって知識が思うようにたまらないこと」という感じですかねぇ。
あまりよく覚えていません(´Д‘;)

問題2
問1.市場競争が激化していることは書きました。が、もう一つの答えに何を書いたか忘れました・・。
多分×の答えを書いたと思います。。。

問2.ポイントだけ書くと、技術や資源の面で相互補完的な経営要素が提携企業間に存在する場合や、取引コストの削減が可能な場合。また、提携により新たな技術を産み出せる場合、という感じで書いたと思います。でもこれも結構あやふやです(´Д‘;)

問3.短期的には利害が対立していても長期的には提携企業間で協力した方が互いの企業のためになるという未来思考のもとにトップがリーダーシップを発揮して提携先との協力関係を構築する役割を果たす。という感じでしょうか。ここではビジョンの明示というフレーズを入れてなくて、あとでヘコんだ記憶があります。リーダーシップの発揮しか思い浮かびませんでした。


第12問

問1.@瞬時A的確B新情報Cウィーク・フォームD?Eセミストロング・フォームF?Gストロング・フォームと書きました。?は空白です。Bが自分なりに面白い答えだなと思いました(笑)。新情報を瞬時に反映するので新情報は瞬時に旧情報になり、その結果投資家は新情報は手に入らないという意味で書きました。ちょっとした論理遊びですね(笑)
CEGが書けたのが嬉しかったです。試験当日の休み時間に友達に教えてもらっていたところでした。僕はTACなので、それまで全く知らなかったのですが、友達はTACなのに大原の経営まとめもやっていたので、大原独自の内容はどんなのか聞いていて、この3つのフォームのことを教えてもらっていました。ラッキーでした。

問2.これはある程度書けました。「1年以内の短期の株価の動きはその後においても持続するというものである。これは、投資家で1年以内の短期の株価の動きはその後も続くだろうと考える人が多く、そうした思考に基づいた投資行動を行うためにこのような動きをするのである。」という感じでしょうか。リターンリバーサルと間違えなければ手痛いミスにはならないでしょうね。

問3.プロスペクト理論の指摘はできました。が、価値関数は分かるのですが、効用関数が分からず、結果として違いの説明は出来ず仕舞いに終わりました。ウェイト関数と確率もよくわからなかったです。「同じ確率でも人間は得をする確率を低く見積もり、損をする確率を高く見積もる傾向にある」ということだけは書きましたが、ウェイト関数という文字は全く使っていませんでした。とりあえず近い内容だろうと思って書いていました。

問4.「この場合の正味現在価値はゼロである」と書きました。数字で「0」だけだと、なんか心細くてカタカナでゼロにして文章も添えて書きました。

問5.(3)

問6.「販売部長は製品の価格や品質のことが分からないので自分の合理性を発揮しやすいように価格の安さと品質の高さを望み、一方で生産計画部長は販売のことがわからないので、自分の合理性を発揮しやすいように販売の予測可能性を望むから」という感じで書きました。答えを見ると全然違いますね(笑)問題の論点の把握をミスりました。製品の価格の安さをなぜ望むのかと考えていました。題意はなぜどこの会社の販売部長も製品について同じことを望むのですかということでしたね。安さという点については重点はなかったんですね。残念。


(スポック注:まだだ続きます、今しばらくお待ちください)



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