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公認会計士試験2005年度合格体験記

じっくり挑戦して卒1で見事合格!

by HIRO910

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1 はじめに

私のこの公認会計士試験合格体験記を読んで下さるみなさん、日々の勉強お疲れ様です。私は今年、晴れて公認会計士二次試験に合格することができました。私は大学1年の秋からTACに通い始め、今年は3回目の受験でした。ちなみに初受験のときは短答で、2回目は論文で落ちてしまいました。3回目の受験というのが早い方なのか、それとも長くかかってしまった方なのかは人によって感じ方が違うと思うのですが、私としては十分早い方だと思っております。
 これから私がみなさんにお伝えする公認会計士試験の合格体験は、私の約4年間の受験生活のなかで感じたこと、心がけたこと、失敗したことなどをまとめたものです。したがってこれはあくまでみなさんがみなさんの意思で参考とするもので、決して私と同じ勉強方法を強いるものではありません。そして勉強方法というものは個人差のあるもので、私の体験を参考にしてみなさんがより自分に合った方法を確立していただけたら幸いです。

2 私の勉強方法(心がまえ編)

 ここでは私がこの四年間どのような勉強方法をとっていたかを書きたいと思います。まず私が勉強するにあたって特に心がけていたことが3つあります。

ON と OFF

 一つ目はメリハリをつけることです。このことは合格者の多くの人が心がけていたことだと思うのですが、私にとってのこの意味は「ONとOFF」のメリハリをつけるということです。公認会計士の試験に合格するためには、希に見る天才でない限り最低でも1年半から2年は勉強しなければならない思うのですが、私のように4年間勉強しているとさすがに毎日10時間という勉強は不可能でした。そんなときに私が気がついたことは「10時間かけていた勉強を6時間で終わらせればいい」ということでした。

 みなさん、一度10時間ぎっしり勉強してみてください。多分かなり疲れてストレスがたまることと思います。そしてその10時間の中でしっかり頭の中に入ったこととはどの程度のことでしょうか? 私の経験では、一晩寝ると少なくとも3分の1くらいはきれいさっぱり忘れていました。そこでその原因を考えてみました。すると10時間中しっかり集中して勉強できていたのは大体6時間ぐらいで、あとの4時間はダラダラといった感じであったということがわかりました。つまり10時間中4時間は体力と時間の浪費であったということです。

 みなさんもひしひしと感じていることであると思いますが、会計士受験において時間を無駄使いすることは命取りです。直前期は時間がいくらあっても足りないという感じです。とすれば集中して勉強できる時間に限界があるのなら、その無駄な時間と体力を逆に勉強以外のやりたいことに使えば、集中したハイクオリティーな勉強をストレスなく長期間継続してすることができるということになります。「今日も10時間勉強か〜」と一日が始まるより「今日もさっさとやることやって帰ろう!」と一日が始まる方がはるかにモチベーションが高いことは明らかです。結果的にも私は勉強時間(=ON)と勉強以外の時間(=OFF)の切り替えにメリハリをつけることで比較的に楽な受験生活を送ることができたと思います。

納得するまでところんやる

 二つ目はわからないことを先送りにしないということです。逆に言えば納得するまで先に進まないということになるでしょう。みなさんの中には教科書をなんとなく眺め、書いてある文章を丸覚えしたりまたは覚えた気になって先に進んだりしていませんか?これは非常に非効率な勉強方法だと思います。

 私は10時間かけていたことを6時間で終わらせればいいといいましたが、これを実現するにはどんなことでも自分が納得するまで考えるということが必要になります。よく定義などを暗記して一喜一憂している人を見ますが、理解のない暗記はすぐに忘れます。これは私がすでに経験済みです。「暗記する、忘れる、暗記する」のサイクルを繰り返すよりも時間をかけてもじっくり考え、理解し、自分で納得した上で覚えたほうが確実に記憶に残ります。ただこの納得するまで考えるというのは結構時間がかかるときがあります。時には教科書1ページ進むのに3時間かかることもあり、またそうしているうちに勉強時間が12時間オーバーとなることもありました。しかしこの方法であれば後々時間をかけずに多くのことを覚えることができました。そしてこうして覚えたことは、より確実な知識として自分の中にしっかり定着しているのを強く感じました。こうしてこの方法は結果的に10時間かけていたことを6時間で終わらせるということを可能とするのです。

コンディショニングが大切

 そして3つ目は睡眠時間を削るなということです。今年の本試験は約15000人が受験しましたが、私はこの15000人の個々の能力にそれほど差があるとは思っていません。すくなくとも短答に合格した3500人はほぼ互角といっていいと思います。とすればその中で合否を分けるのは本試験当日のコンディションであると私は思います。したがって合格するには日々健康的に受験生活を送ることも非常に重要となってくると言えます。
 ちなみに私は毎日遅くても12時には寝て平均6時間以上は睡眠をとっていました。またこれ以上睡眠時間が短いとすぐに眠くなってしまい勉強どころではなく、早めに帰って次の日のために多めに寝ることにしていました。これもまた私なりに解釈すればメリハリということなのだと思います。

 以上のような心がまえをもちながら私は勉強にはげんでいたわけですが、各教科ごとにもそれなりに工夫をしていました。ここがみなさんの一番聞きたいことだと思いますのでさっそく書きたいと思います。

3 私の勉強方法(各教科編)

計算科目について

 【公認会計士試験の計算科目】
 まず計算科目である簿記、原計についてです。この計算科目についてはとにかく問題を繰り返し解きまくりました。そして決してマニアックな論点に手を出したりはしませんでした。実際本試験で勝負がつくのは基本的な論点でいかに点数を確実に取っていくかです。このことは予備校の講師の方々も口をそろえていうことですが、なかなかそこを割り切ることができないものでした。例えば今年の本試験では簿記の1問目は非常に基礎的な問題、2問目は複雑で時間のかかる連結の問題で私は2問目はほぼ白紙で提出しましたが、それでも合格できました。ということはみんなもできないような問題で差がつくのではなく、基礎的な問題をいかに正解するかで合否が分かれるということなのです。
 ですから私はみなさんに基本的な論点を完璧にするために問題をとにかく解くことをお薦めします。そうすれば本試験で誰も解けないような問題を目の前にしたときに「基本的なとこで確実に取ろう」と落ち着いて判断できるし、「自分ができないなら他の人もできないだろう」という自信も自ずとわいてきます。

理論科目について

 次に理論科目ですが、「理論科目はとにかく暗記だ」という意見をよく耳にします。しかし私はそれは大きな間違いだと思います。私としては「理論科目はとにかく理解だ」と思っています。確かに暗記しなくてはいけないところは多々あります。しかしただ暗記するだけでは必ずといっていいほどすぐに忘れてしまうし、すこし暗記していたことと違う風に書くと意味が全く異なったものになってしまうことがあります。つまり暗記は完璧に覚えることができればよいのですが、そうでない限りはかなりリスキーな勉強方法であると思います。ましてや覚えなくてはならない定義となると特に監査論では300個くらいありますが、これをすべて完璧にすることはかなり困難でしょう。

 そこで私がやっていた「とにかく理解する」という勉強方法では定義などは理解の中で覚えます。例えば財表で税効果会計の資産負債法の定義を覚えるとします。この定義は非常に長く覚えにくいものです。そして一歩間違えるとぜんぜん違った意味になってしまいます。ではどうすればいいかというと、その定義にまつわる論点をすべて正確に理解します。具体的には、「資産負債法では会計上の資産負債と課税所得計算上の資産負債との差異を対象とする、差異が解消した時に税額を増加または減少させる効果がある、差異が発生したときに繰延税金資産負債を計上する」というように理解し、覚えればいいのです。そうすると教科書に書いてある定義を一語一句完璧に覚えなくても、正しい定義を自分で作れるようになります。その状態で教科書の定義を見てみると、なんのストレスもなく頭に入ってくるし、なかなか忘れません。これは理論科目全般にいえます。

 では理論科目を個別に見ていくと、財表と監査については答練の復習に力を入れていました。なぜなら私の中ではこの二教科は自分の弱点を見つけにくい教科だったからです。答練で間違えたところ、すなわちそれは自分の弱点です。それを貪欲に一つ一つクリアしていけば弱点は少なくなります。また逆に自分の得意分野も見えてきます。得意分野も弱点も見えたなら弱点に多くの時間を割くことで効率的な勉強が可能となります。まるでリスクアプローチみたいです。

 そして商法についてですが、私はインプットの練習とアウトプットの練習の比率を3対7くらいにしていました。商法はいくらインプットができても問題に適したアウトプットができないと点はきません。とすればアウトプットに時間を割いて、足りなかった部分を新たにインプットして補ったほうが確実だと思います。


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4、最後に

 長々と私の体験を書きましたが、これはあくまで私の体験であって試す試さないはみなさんの自由です。それにみなさんにはそれぞれ違った得意科目、苦手科目があり、みんな違った悩みを抱えているものです。ですからみなさんは早い時期に自分に一番合った勉強方法を確立してください。そしていろいろ工夫してみてください。私が自分の勉強方法を確立したのは最近のことです。もっとはやく確立していればと思います。

 また、よく勉強のスケジュールを作って、それで満足してしまっている人がいます。私はこれをあまりお薦めしません。なぜなら、いろんな論点を確実に理解しながら勉強をしていくのなら、勉強がスケジュールどうりにいくはずがないからです。逆に私が薦めるのは、一日でやったことを書き出すという方法です。これは私の友人がやっていたことなのですが、これをやると次の日にやることが自ずと決まってきて勉強の効率が格段とアップします。

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 来年から試験制度が変わり、みなさんかなり不安であるかと思います。しかしそれはみんな一緒です。とすればやるべきことをやって、採るところを採りさえすれば必ず合格します。そして周りの意見や情報に安易に流されずに自分を強くもって勉強にのぞんでください。皆さんの合格を心よりお祈りしています。がんばってください!

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