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公認会計士試験2005年度合格体験記 効果的勉強のための24の質問 by 淀屋橋ジョー
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二つの考え方があります。
A 短答直前期の4月5月から。
B 授業期の9月あたりから。
私はBのやり方でやっていました。
このやり方は
| 「短答が苦手な人」 「短答が得意かどうか分からない人」 「短答直前期に論文の勉強もやりたい人」 |
に向きます。
Aについては私は採用しなかったためここでは述べません。以下Bを前提にして述べます。
1、 各科目の授業中に先生方が、「短答によく出る箇所」をおっしゃられるかと思います。ただし、そういった箇所は、論文式のテストに追われて、なかなか手をつけられないと思います。ここで、筆者の場合は、最低でも勉強時間の5パーセントはそういった箇所(短答箇所)の暗記・知識のまとめノート作りや短答テストの復習のために使用するようにしていました。(5パーセントルール)
2、 短答テストや問題集のうち
| A 「基本的な分野についての網羅的な問題」 B 「問題の視点が面白い問題」 C 「苦手な問題」 |
を抽出するようにしてください。
そしてこれらの問題を短答直前期・前日および当日のみならず論文式試験前日及び当日にも解くにしてください。なぜなら、まとまった時間をキープできない論文式試験前日及び当日に幅広く様々な分野の問題を解くにはこの方法がベストだと思うからです。
3、 具体的な短答問題の解き方。
(1) 最初に、問題を以下のように分類します
| A 「解き方がすぐ思い浮かぶ基本問題」 B 「考えれば解けそうな応用問題」 C 「解くのに時間がかかりそうな問題」 D 「解けない問題」 |
ABCDの問題文の比率がどの程度であるかは「その人の実力」「作問者の出題意図」「出題レベル」のみならず「試験問題の良し悪し」に依存します。よって、問題文を見たときに、ABが少ないな、と思っても、あせらず着実に解いてください。
筆者の場合、この段階では、問題文の約40パーセントをABそれぞれに、残りの約20パーセントはCDに分類することが多かったです。→解く過程で分類変えをする事もありました。
(2) 次に、問題タイプAを解く。ただし、(超超重要!)とき始めて2分たっても回答への糸口がつかめないときはすぐに解くのを止めて次の問題に移って下さい。その問題はタイプCまたはDです。当ワーキンググループの一人は、1分30秒を目標に見切っていました。そして周りを見回して、心の中で「ヒヒヒ、みんな一見簡単に見えるけど実は難しい問題に惑わされとるな。ヒヒヒ」とほくそえみながら次の問題に移っていました。「どんな状況でもラッキー」と思える強心臓を持ってください。
(3) さらに、問題タイプBを解く。このような問題を解くのが得意になるには「解くときに根拠を簡単に書いておく」という方法があります。各科目における「基本的な考え方」を根拠に選択出来ないかを考えてみてください。そして、復習時には、論理プロセスを丁寧に追ってみてください。このような方法をとることによって「現場で考える力」が身につきます。近年タイプB問題が増えていますので、この力はとても重要になってきています。またこのように根拠を重視し、論理プロセスを追う勉強をしておくと、6月から論文の勉強をするときも再スタートが比較的容易になります。
(4) そして、問題タイプC・Dを解く。このときに「早く解く方法」「簡単に解く方法」はないかを見つけるべく、じっくり問題文を読んでください。(重要!)じっくりよめばタイプC・Dだと思っていたものが実はタイプA・Bだったということはよくあります。ですので、C・Dについても各問最低二分はかけて検討してください。
(注)選択肢は必ず根拠を明確にした上で選択して下さい。根拠がつかめない場合でも,制限時間ぎりぎりまでねばって根拠を探しつづけて下さい。普段の短答テストでは、ぎりぎりまで考える癖を身につける為に、根拠が見出せなかった問題については、何も選択せず答案を提出する方がよいと思います.
| (注)計算問題を解いていて煮詰まったら、「電卓を置いて」「問題文に書き込んだ鉛筆による線を消去して」「新たな気持ちでもう一度じっくり鉛筆線を引きながら問題文を読み直して」ください。そしてできれば「新たに計算下書を書き直してください」ここまで、たった1分30秒です。たったこれだけで、計算問題の煮詰まりを改善することが容易になります。何度も解き直して一問に5・6分とられることを思えば、この方法をとる方がはるかに効率的だと考えられます。そしてこのもしこの方法を採用しても、その問題が解けなかったら、その問題はタイプDです。あきらめてほかの問題を解いてください。最後に時間があまった場合のみ、再チャレンジしましょう。 |
(注)理論問題を解くときには
「その肢が示す知識は、原則的なもの・例外的なもののいずれか」(「体系」の中での知識を位置づけを見失わない為)
「自身が論文式問題で書くときの説と同じか否か」(短答では時折、判例を聞く問題が出ます。そのときに、反対説で覚えている人は正しい答えを選択できなくなるため)
を気にしておくようにしてください。
4、 短答直前期のおすすめのスケジューリングは以下の通り。
(直前40日間を前提)
| 第一クール・10日 | ・短答テストの解き直し ・問題集を解く ・テスト問題集から良問の抽出 ・頻出・苦手知識をまとめる。(論文テキスと も使用して) ・ 論文の勉強も平行してやる。→この際短答終了後の再スタート時に何をやるかを考えておくこと |
| 第二クール・10日 | ・上記に加えて、過去問(出題形式が変わるけれどもやった方がいいと思います。過去問の癖を研究してください。) |
| 第三クール・5日 | ・間違ったところの解き直し・基本を! ・新たな問題も少し解く。 |
| 第四クール・5日 | ・間違ったところの解き直し・応用や苦手を! ・新たな問題も少し解く。 |
| 第五クール・5日 | ・短答テストで芳しくなかったものを再度。(本試験と同じ時間割で) |
| 第六クール・5日 | ・間違ったところノートにまとめる(試験直前1時間に見るもの) ・抽出した良問解く。 |
5、 短答の勉強をしていると論文の勉強を忘れます。短答直前期はその傾向が顕著です。また瑣末な知識ばかりを優先してしまい、基本的な知識や各制度の趣旨や論理プロセスを考えることを忘れます。このような状態になると、論文において不利になるばかりか、短答においても不利になります。なぜなら、短答においても中心になる問題は基本的な知識や各制度・判例の趣旨や論理プロセスを問う問題だからです。
よって、もしご自身の短答の成績が伸び悩んでいる場合には、「もっと細かい知識をマスターしなくては!」と思う前に「基本的な知識・考え方・論理プロセスを問う問題に答えられているかどうか」を確認してください。そして、基本が甘いなと思った方は、論文テキストの読み直しをしたり、各先生に勉強方法を尋ねるのがよいでしょう。
6、法規集は、特定の分野の問題を解いた直後に当該分野の部分を読むようにしましょう。そうすれば「出題されやすい箇所」を中心に「問題意識」をもって読むことが出来ます。
7、解いた問題に「日付」「再度解くべきか、解かなくてもよいか、読み直しだけでよいか」を書き込むようにしておくとよいでしょう。
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