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公認会計士試験に合格するための勉強法 CPA-LAB

公認会計士試験2005年度合格体験記 効果的勉強のための24の質問 by 淀屋橋ジョー

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Q8 先生や友人に質問をしても疑問点が解消しないことがよくあります。
どのようにしたらいいですか?

(回答)
受験生のなかには、疑問点があるにもかかわらず、つまり、意味不明地獄に陥っているにもかかわらず、質問に行かない人がたくさんいます。ですので,いろんな人に質問をして疑問点を解消するだけで他受験生より優位にたてます。ちなみに意味不明地獄は恐ろしい所です。格好つけずにわからん時はいろんな人に質問しましょう。よく「聞くのは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」と言いますが、とんでもありません!正確には「聞くのは一瞬の恥、聞かぬは年収格差2000万生涯賃金格差七億」ですよ!と思います。冗談ですが。

(注)ここの回答は以下の3(質問の仕方)と4(質問に対する回答の仕方)を比較して同時並行的に参照してくださると理解が深まると思います。

 (質問の下準備)


  わからない箇所について「何が分からないのか」明確にして下さい。質問の表現自体にも凝ってみてください。そしてできれば「自分なりの答え」を用意しておくとよいでしょう。質問をする前提として、徹底的に考えぬいてみてください。→説明者から「的確な答え」を導く為には「的確な質問」をすることが必要であり、そのためには「入念な下準備」が必要なのです。この下準備をするか否かで、効果には大きな違いが生まれます

 (質問相手の選び方)

  頭の使い方の癖を読んでください。ひとそれぞれ、頭の使い方が違います。たとえば

1 「物事の抽象・具体の次元の違いを使いこなすことが出来る人」
2 「本質を直感的に説明するのがうまい人」
3 「イメージを使って説明するのがうまい人」
4 「成績がいい人(アウトプットの仕方を知っている人)」
5 「簡単に説明するのがうまい人」
6 「物事と他の物事の異同を意識しつつ説明できる人」
7 「知識を整理するのがうまい人」
8 「根拠を明確にする人」
9 (重要!)「自分と気の合う人」

など。
  そして、自分がどのような種類の答えが欲しいのかを判断して、質問相手を変えるのです。

3 (質問の仕方)

(1) まず、質問の前に質問の内容を紙に書いておきましょう。(重要!)そして、「質問の内容を相手が理解しているかを確認してから」相手に回答をしてもらうようにしましょう。疑問点を質問者・回答者が共有できるように意識してください。

(2) 次は具体的な質問の仕方です。

   「ここが分からないんです。」といった漠然とした質問の仕方で相手方は説明の糸口をつかみにくいとおもいます。
   相手方に説明の糸口をつかんでもらうためには、以下のような質問をするとよいでしょう。

A、「ここを具体的に言うとどうなりますか?」
B、「ここを図に表すとどうなりますか?」
C、「ここをより細かく論理の段階付けをするとどのような論理展開で説明できますか?」
D、「こことここは考え方が共通しているんですか?」
E、「こことここの違いは?」
F、「この人の利益・損失や気持ちはどのようなものですか?」(会計士の勉強をしていると各科目でさまざまな登場人物が出てくるのでこの質問は理解を深めるのに重要な効果を発揮します。感情移入法。)
G「ここはこうでなくてはなぜだめなんですか?」(背理法)
H「ここを一言で説明すると?」
I 、(超重要!1番有効!)「ここを小学生でも分かるように説明してください」
   という質問の仕方です。(勇気を出して!恥ずかしがらずに!一歩踏み出せば簡単です。)


(3) 説明を聞いている間には、説明しておられる内容をキーワード・イメージでまとめ直しながら聞きましょう。そして、それらのキーワード・イメージや「説明を聞いている際に思い浮かんだ新たな疑問点」を紙に写し取りましょう。書き取りやすくする為、机や壁のそばで質問することが出来ればベストです。紙に写し取っている間は、相手がその写し取るスピードに合わせて、ゆっくり話してくれる為「じっくり考えて知識を整理しながら説明を受けることが出来る」というメリットがあります。また、回答者がイメージ・イラストをつかって説明したいときに、紙があれば、「この紙を使って説明してください。」と頼むことも可能になります。さらに、相手にその紙を見せながら説明を受けると、回答者が勘のいい人なら、紙に書き込むペンが止まった時点で、丁寧な説明をしなおしてくれます。→途中で回答者が言っていることの意味が分からなくなったら、上記のAからIの質問の仕方に加えて次のような質問の仕方・お願いをするとよいでしょう。

J 「いま何が問題点?」
K「一番重要なことは?」
L(重要!)「言葉の意味?」→二人が同じ言葉を使っていても意味する所は異なる場合があります。ここを放置しておくと、議論破綻支離滅裂道路封鎖妖怪七変化です。ですので、つねに、二人の間で定義のすり合わせを行うようにして下さい.。特に基本的な用語ほど、その使われ方は多様で幅広い為、質問者と説明者との間で、意味のズレが生じやすい事に留意して下さい。

M「キーワード同士の関係?」
N(重要!)「もっとゆっくりしゃべって!」→ヒートアップせず二人とも落ち着きましょう。→質問者は「回答者と疑問点が共有できているかを常に確認」するようにしてください。また質問者は「自分は説明の骨格を把握・理解できているかも常に確認」して下さい。


 (注)説明を聞いている際に新たな疑問点が生じた場合、次の二つの解決方法があります。「新たな疑問点が生じたときにすぐに新たな疑問点について質問する方法」「いったん説明を全部聞いた後で新たな疑問点について質問する方法」。どちらがいいんでしょう?私にもよく分かりません。ただ私の場合は質問者の立場に立ったときには「後」者を採用していました。一般的には、前者は回答者にとってストレスが大きく(回答ストレス)、後者は質問者にとってストレスが大きいようです(質問ストレス)。どちらがいいか思いついた方は筆者に教えてください。

 (注)説明者の説明を「根拠に基づく説明」「推測に基づく説明」のどちらであるかを意識しながら、説明を聞いて下さい。そして「根拠に基づく説明」をしっかりと習得するようにして下さい.。また「推測に基づく説明」もじっくり聞いて下さい.そして、徹底的に反論や意見を述べてみてください。そして、考えられる答えを質問者・説明者の両方で導き出してみてください。こうすることによって「考える力」「応用力」がみにつきます。

(4) 説明を聞いて理解が出来た後は

 O「今説明してもらったことを体系の中での位置づけを意識しながら論理プロセスを丁寧に追いつつ簡単に説明し直す」こと
 P「ポイントを3つ以内にまとめる」こと
Q「教えてもらったことを答案上表現するとどうなるかを説明し直す」ことを行ってください。

(5)その後で
 R,「もしあなたが試験委員だとしたら、ここの知識を使ってどのような問題をつくりますか?
   とたずねるとよいでしょう。これによって、
「この知識がどのような問題意識から生じたものであるか」 
「試験の出題ポイント」が判明します。
    
 (6)また
 S,「ここの知識の重要性をA・B・Cでランク付けすると?
   と聞くと、復習の優先順位が判明し、学習計画策定にも役立つでしょう。 →重要性が判別できないため、「これって覚えた方がいいですか?」とは聞かない方がいいと思います。「覚えなくてよい」とは答えにくいからです。なぜなら会計士試験は「誰も答えを導き出せないような細かい難問」が出ることがあるからです。ま、合否にはあんまり関係ないですけどね。

 (7)質問時にメモを取った紙を見直して、復習しましょう。→レジュメ・テキストに書き込みましょう。

4 (質問に対する回答の仕方)

 友人が質問してきたときはきちんと対応しましょう。こうすれば、自身の理解も深まるし、質問に答える側の気持ちも分かるし、自分が友人・先生に質問するときの参考にもなります。

(1)  まず友人が質問してきた場合には「相手が何を疑問に思っているか」を確認しましょう。友人が質問してきた段階では、友人自身の中で疑問点が明確になっていないことも多いし、明確になっていたとしてもそれを的確に表現できていないことも多いのです。また、たとえ回答者が質問者の疑問点を明確に理解している場合であっても、この確認をきっちり行うことによって質問者は安心して質問をすることが出来るのです。そして、この確認をきっちり行わないと、疑問点を質問者・回答者が共有することが出来なくなる可能性が高まります。→確認の際には以下のような逆質問・言い直し・確認をすると効果的です。

   A 「その質問を別の言い方で言うと?」と逆質問。
   B 「回答者自身の言い方で質問者の質問を」言い直す。
   C (重要!)「質問者が、回答者の回答を理解する為の前提知識・体系を理解しているか」についての確認。

(2) (1)のC「質問者が、回答者の回答を理解する為の前提知識・体系を理解しているか」についての確認をした際に、もし質問者の理解が不十分な場合、前提知識・体系を先に説明することが必要です。(理解が充分なら不要です)この場合には一番初めに「今から行う説明を二つのステップに分けて説明します。まず第一ステップとして、あなたの質問に対する答えを説明する為の基礎知識・体系を説明して、次に第二ステップとしてあなたの質問に答えます」といいます。必ずこう言ってあげてください。そうでなければ、第一ステップの説明を行っている間、質問者は「なぜこの人は私の質問に答えてくれないんだろう」と思って、強い質問ストレスを抱きながら回答を聞くことになるため、回答が効果的に質問者に伝わりません。説明をする際には、説明の道筋を示してあげて、質問者のストレスを軽減することが重要なのです。そして第一ステップの説明が終わった時点で「ここで第一ステップの説明は終わります。今までの説明したところを今度はあなたが私に説明してください。」といって質問者が第一ステップを理解しているか確認します。その後に第二ステップの説明に移ってあげてください。

(3)  実際に説明するときには、紙と鉛筆を持ってキーワードやキーワード同士の関係を紙上に書き込みながら説明してください。こうすることにより、質問者は「説明の中で何が骨格なのか」を把握できます。また、説明してゆく途中で、紙上に書き込まれたキーワードの細かい説明をする必要が生じるなどして、骨格から少し離れた脱線話をしなければならない場合があります。そのような場合に、紙上に骨格となるキーワード及びその関係が書いてあると、脱線話から骨格話にもどってくるのが容易になるのです。→質問に答えだすと、丁寧に答えようとすれば答えようとするほど、脱線話が増えていきます。しかし一番重要なのは質問者に説明の骨格を理解してもらうことです。よって、質問者が骨格話と脱線話とを区別して整理できるような説明の仕方をしてあげることが必要になってくるのです。

そして説明の際には相手の理解の程度によって図(次ページ)に描かれた説明ポジションを行ったりきたりしながら説明するとよいでしょう。「質問者が分かっていないな」と思ったらすぐにポシションを変えてみましょう。ただし、説明の区切りがつくたびに、いったん、その区切りの最終段階ごとに第2ポジション(専門用語を多用し短く説明)で、紙上に書かれたキーワードを指差しながら、説明するようにしましょう(いったんストップ法、いったんコマーシャル法、タモリ方式、関口宏方式。諸説あります)。こうすることにより質問者はキーワードやキーワード同士の関係をしっかりと把握し知識を自分のなかで整理したうえで、次の説明を聞く体制へとスムーズに移行することが可能となります。また、こうする事によって,質問者は「答案上表現する場合の表現法(アウトプット)」も身につけることができます。他方、もしこれをしっかり行わないと質問者は自身の中にモヤモヤ感を残すことになるため、「質問ストレス」がたまってゆきます。ただし、全ての説明が終わったあとでなければ、理解できない事柄というのもあります。その場合には「すべてを聞いたあとで理解できると思うからとりあえず、今はそんなものがあるんだな、という程度に聞いておいてんか」と言ってあげてください。説明の道筋を示し質問ストレスを軽減してあげるのです。

(図)

専門用語を多く使う 簡単な言葉を多く使う。
長い説明 1 専門用語を多用し長く説明する 3 簡単な言葉を多用し長く説明する
短い説明 2 専門用語を多用し短く説明する 4 簡単な言葉を多用し長く説明する


(注)説明する時には「理解」「暗記」「整理」の視点を意識して下さい。
→たとえばもし、質問者の質問が「理解」に関するものであったとしても、「覚えやすい暗記法」や「知識を整理するのに適した視点」を知っている場合,これらについても説明して上げて下さい。

(注)説明するときに、その説明が「根拠に基づくもの」か「推測に基づくもの」か明示しながら説明して上げて下さい。

(4)説明が終わったら「今まで説明したことで分からないことがあったら、どんな細かいことでも質問し直して」と言ってあげて下さい。

(5) 最後には「また分からなくなったら、まったく同じ質問でもいいから質問してね。または、ほかの人の質問してくれてもよいよ」と言ってあげてください。

(6) その際に説明に使った紙を質問者にプレゼントしてあげて、復習に役立ててもらうようにしてあげてください。

 (注)決して高圧的にならないように!「自分の方があんたより賢いで」と思いながら説明しないで!そんなこと思いながら説明しても相手は「こいつ脳みそはまあまあかもしれんけど、人間的にはアホやな」と思われるだけで質問者・回答者双方にとって何のメリットもありません。(筆者経験済み。とほほでございやす。)二度と質問してくれなくなる場合もあります。さみしいな。でも、もしメリットが見つかった場合には筆者に教えて下さい。

(注)説明している途中で自分の誤りに気づいたり、質問者に誤りをしてきされたときは素直に謝りましょう。→筆者は昔から「お前はもっと素直になれ!」といわれながら人生を送ってきたので、人のことは言えませんが。申し訳ありません。とほほ。

(注)説明を聞いている際に質問者に新たな疑問点が生じた場合、次の二つの解決方法があります。「新たな疑問点が生じたときに新たな疑問点について説明する方法」「いったん説明を全部説明した後で新たな疑問点について説明する方法」。どちらがいいんでしょう?私にもよく分かりません。ただ私の場合は回答者の立場に立ったときには「前」者を採用していました。一般的には、前者は回答者にとってストレスが大きく(回答ストレス)、後者は質問者にとってストレスが大きいようです(質問ストレス)。どちらがいいか思いついた方は筆者に教えてください。

(注)重要!色々書きましたが、以下のテクニックをつかえれば最高です!そのテクニックとは「沈黙」です!→たとえば「A→B→C」の論理プロセスで説明する場合「A→B」の段階まで説明した時点で、質問者が結論であるCを思い浮かぶ場合があります。このときには質問者は「あ、分かった!」とおもって、すばらしい笑顔をします。この笑顔を見過ごさないで下さい。このときに説明者は「沈黙」して、質問者にCと言う結論を自らしゃべらせてあげて下さい。質問者に主導権を返して上げるのです。こうすることにより、質問者は知識を自分のものとして習得できます。また,質問者自らが答えを出せるように誘導するべく、説明のとちゅうで、ヒントを提示してあげるのも効果的です。→一方的に説明するよりも、説明者と質問者が会話をしながら、説明者が質問者をリードしつつも、二人で解答を探して行くことが出来ればベストだと思います。こうすることにより、説明者自身も新たな発見があると思います。たとえば「こんな説明の仕方もあったのか」「僕分かっているつもりやったけれどもあらためて説明してみるとあんまり分かっていなかったなぁ」など。

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